運命の人はニオイでわかる!「体臭と恋愛の深~い関係」が研究で判明

日本人は外国人に比べて、ニオイに対する公共的な意識が過剰に高いといわれています。他人の香水や体臭が気になり、「できるだけ無臭な方ががいい」と考えてしまうわけです。しかし、ちょっと待ってください! 体臭は、恋愛において運命のひとを見極める重要な手がかりなんです。一体どういうことか? 大学で恋愛心理学を担当している筆者が紹介します。

体臭と恋愛の関係とは

体臭と恋愛の関係について、こんな研究があります。

44人の男性に新品のTシャツを着て一晩眠ってもらい、たっぷりと体臭を染みこませます。それを49人の女性に嗅がせて、男性44人を性的な魅力の高い順にランキングするというもの。この実験で、「体臭の違いによって好意の示し方がかわるかどうか」をあきらかにしようと研究者たちは考えたのです。

その結果、女性たちは“ある特徴”を持ったTシャツの持ち主に性的な魅力を感じるということがわかりました。

生き残るための遺伝子の力

その特徴とは、自分とは違うHLA遺伝子(ヒト白血球型抗原)を持った男性に対して性的魅力を感じるということなんです。

HLA遺伝子とは、「ひとが生き残るために必要な免疫システムに関する遺伝子」だといわれています。多様なHLA遺伝子をもっていると、それだけ免疫が高まります。つまり、自分の子孫が病気などから生き残る可能性が高くなるわけです。

そんなHLA遺伝子の違いを、女性たちは男性の体臭から読み取り、性的な魅力ととらえていたんです。 

ただし男性の場合は…

とはいえ、これは女性の場合。

男性について同じ内容で実験がおこなわれた研究によれば、体臭から「排卵期にあるかどうか」を読み取っているそうなんです。

そして、“排卵期に近い女性”に対して性的な魅力を感じるというのです。

ただいずれにしても、女性も男性も、「相手の体臭によって魅力を判断している」ことには間違いがありません。その意味では、自分の体臭が気になって何度もシャワーを浴びたり、制汗デオドラントなどを大量に使うというのは、止めたほうがいいかもしれません。

ちなみに、体臭というと“フェロモン”を想像してしまいますが、今の研究では人間には異性を惹きつけるようなフェロモンは存在しないとされています。

 

いかがですか?

脇の下などに細菌が繁殖するとイヤなニオイがします。もちろん、そんなニオイは避けたほうがいいのですが、無臭になるまで体臭を消す必要はありません。

だって体臭を上手く活用すれば、運命のひとをみつけたり、気になる異性からモテるかもしれないのですから!

  

【参考】

Claus Wedekindら(2000)「MHC genes, body odours, and odour preferences」(Nephrol Dial Transplant)