1:女同士で悪口大会にしない
「ケンカした時って誰かに怒りを聞いて欲しくて、仲の良い女友達とかに話しちゃったりしませんか? あれって悪口を加速させて相手の悪いところがどんどん見えるだけで、全然いいことないんですよ」(Uさん/28歳)
――でも、悪口言いたくなりませんか?
「まぁ、言いたいですよね。私も昔はそうやってストレス解消してました。けど、悪口を言ったところで本人にはどこが嫌なのか伝わらないので意味ないなと思って止めるようになりましたね。結局は相手と自分がどこで妥協するかを考えるしかないので、冷静に彼と話し合うのがいちばんです」
――冷静になれなかったら?
「それは時間を置くのがいちばん。たいていのことは時間を空けたら“まぁいいか”って思えるので」
怒りの感情というのは、持っているとすごく疲れてしまいます。人間には忘れるという脳の機能もありますし、大人なら仕事に集中して、無駄なことを考えない時間を作ることも可能です。
とにかく冷静になるまでは、その怒りを誰かに話して増大させるような無意味なことは避けた方が利口なんですね。
2:とにかく走って発散
「ケンカしたときにはとにかく走っちゃいますね」(Fさん/30歳)
――走って解決しますか?
「もちろんケンカの根本は解決しないですよ(笑)。でも、とりあえず怒っている状態では相手の言っていることを聞く余裕がなくなるので、まずは汗を流してすっきりするのが得策だと思います」
――走るのはハードルが高いとしたら?
「まぁ、雨の中走ったりして風邪でもひいちゃったら問題が大きくなりますしね。走れないときは、私は家にあるクッションを殴りまくったりしてますよ。とにかくちょっと身体を動かすと頭も混乱状態から抜け出せるのでおススメです」
運動が好きではないという人も、頭が疲れているときに少し体を動かしたら気分が楽になったという経験のある人はいるのではないでしょうか?
心と体は繋がっています。精神状態がよくないときには体を動かしてみることで、正常な状態に戻ることができ、彼とのケンカの解決策も浮かびやすくなるでしょう。
3:ペットに橋渡しを頼む
「子はかすがいって言いますよね。まだ子供はいないですけど、ペットをかすがいにして解決してます」(Dさん/28歳)
――具体的には、どんな感じで?
「今同棲していて、犬を1匹飼ってるんです。犬って飼い主の感情に敏感なので、ケンカとかしてると“どうしたの?”って感じで見つめてくるんですよね。だからこの子のためにも仲直りしないとって気持ちになれます」
――ペットに癒されてケンカがおさまるということですか?
「それもあります。でも、うちの場合はさらに、もっと違う使い方をしていますね。
こっそり彼に謝罪の手紙を書いて、ペットの首輪に結んでおくんです。そうしたら彼の元にワンコが行ったときに彼がそれを読んであっちから謝ってくれるっていう(笑)。一度試して成功してからは、そういうパターンができあがってますね」
ケンカをしてしまう原因って、実はそんなに難しい問題じゃないことも多いです。ですが一度怒ってしまうと謝るタイミングがわからなかったり、怒りをおさめるのがなんとなく負けた気分になってできなかったりしてしまうこともあります。
そんな時ペットが寂しそうな顔をしていたら、「ペットのために仲直りするんだ!」という大義名分もできて、プライドを傷つけずに仲直りできそうですね。
お互いに気持ちが通じ合っていても、ケンカは起こってしまうもの。重要なのは、ケンカをしないようにすることではなく、ケンカしたあとにどれだけお互いの負担にならずに仲直りできるかです。
まずは自分が冷静になれることは何なのかを知っておくことが重要。冷静な判断さえできれば、あとで後悔するような結果にだけはならないですよ!