失恋リピーター!「好きになっても叶わない恋」だってしないより素敵?

あなたはこれまで何回の失恋を経験してきましたか? 好きな人はできるけど、何もアプローチしないまま撃沈……..。そんな恋を繰り返しているあなたは、“失恋リピーター”かもしれません。今回は、巷で話題の「失恋リピーター」についてご紹介します。

1:『失恋リピーター』の歌詞に共感する若者続出?

(1)好きな人はできるけど、行動できないけどポジティブ?

『失恋リピーター』とは、何度も失恋を繰り返す女子の心情を描いたボカロ(ボーカロイド)曲。

ボカロとは、人間が実際に歌っているわけではなく、歌詞とメロディーを入力することで、歌声を作成できる音声合成技術の一種です。“初音ミク”などが有名ですよね。

何度も失恋を繰り返す……というと、何となく悲しいイメージもありますが、『失恋リピーター』の世界観は切なくも前向き!

好きな人はできるけど、いつも思いを伝えられないまま失恋し、そしてまた新しい恋に落ちる……という歌詞に共感する人が続出しているんです。

(2)同じタカノンさん作詞・作曲・編曲の『特急ひとめぼれ』も人気

『失恋リピーター』の作詞・作曲・編曲を手がけたのは、ボカロP(ボカロを活用して楽曲を作る人)のタカノンさん。恋愛に関するボカロ曲を数多くリリースしており、『特急ひとめぼれ』という曲も人気です。

同曲の歌詞は、ひと目惚れの恋に落ちては、つい相手のことばかり考えてしまう……というもので、こちらも女子あるある。『失恋リピーター』同様、『特急ひとめぼれ』も、実らない恋を経験したことある人ならハマることまちがいなし!

 

2:解説『失恋リピーター』とは?

(1)GUMI使いタカノンさん作詞・作曲・編曲

さて、前述のように『失恋リピーター』を作詞・作曲・編曲したのはボカロPのタカノンさん。ちなみに、歌詞の主体や歌い手は女性ですが、タカノンさんは男性です!

(2)GUMIとは?

『失恋リピーター』を歌っているのはGUMI。実在の人物ではなく、ボーカロイドソフト『Megpoid』のイメージキャラクターです。

(3)鎖那バージョンも人気

『失恋リピーター』はオリジナルバージョンのほかに、“鎖那(さな)バージョン”もあります。

鎖那さんはニコニコ動画の“歌ってみた”シリーズで人気の女性アーティスト。つまり、“鎖那バージョン”ではボーカロイドではなく、生身の人間が歌っています。

ふんわりとした癒し系のボイスで、オリジナル同様、病みつきになってしまうファンが多いようです。

 

3:ズバリ採点!あなたの“失恋リピーター”度は?

この章では、失恋リピーターにありがちな生態をまとめてみました。あなたは、下記の項目にいくつ当てはまりますか?

(1)学校や学年が変わるごとに好きな人ができる

大人の場合、職場の部署が変わるなど、新しい環境になるごとに好きな人が現れます。

(2)教室の座席は好きな人の隣よりもうしろのほうがよい

隣だと緊張するので、うしろからガン見するほうがおいしいポジション。

(3)でも隣の席に座ることを妄想するのは好き

「消しゴム貸して」って言われたら……とか、教科書忘れたらどうしよう……とか、いろいろ妄想が捗ります。

(4)自分から話しかけられないけど、好きな人の会話は聞き耳を立てて漏れなくチェック

かなーり離れた距離でも、好きな人の声ならすぐ耳に入ってきます。カクテルパーティー効果かな?

(5)ほとんど会話したことないけど、相手の行動生態にやたら詳しい

会話だけでなく、彼のSNSももれなくチェック。おそらく、彼の履歴書や自分史を代筆できます。需要ないけど。

(6)とりあえず相手の趣味等に自分も首を突っ込んでみる

たとえば、彼がプロ野球ファンなら、自分もプロ野球ニュースやプロ野球名鑑をもれなくチェックするなど。

(7)でもだからって共通の趣味を会話の糸口にはしない

どんなに彼の趣味について詳しくなっても、相変わらず彼がほかの誰かと盛り上がっているのに聞き耳を立てるだけ。心の中では「えーっ、(阪神タイガースの)大山をショートにコンバートするのは無謀だって」と彼の言葉にツッコミを入れてみたり……。

(8)失恋するたびに「もうやだ2度と恋なんかしない」と思う

いつだってこれが最後の恋。

(9)でもとりあえず髪型を変えて心をリセットする

そして(1)に戻ります。

(10)通学路や行きつけのお店でひと目惚れしたことがある

好きになる相手は、身近な人間とは限りません。でも接点がないから両思いになれる確率はさらに激レア……。

 

4:『失恋リピーター』作者のタカノンさんに直撃インタビューしてみた

話題のボカロ曲『失恋リピーター』を生み出したタカノンさんに、直撃取材してみました。

(1)『失恋リピーター』はどうやって生まれたの?

――『失恋リピーター』は、女性が思わず共感しちゃう歌詞ですが、男性であるタカノンさんがなぜこのような歌詞を思いついたのでしょうか? 制作の背景などを聞かせてもらえれば……。

「最近気付いたのですが、どうやら僕は恋愛体質なのかもしれません(笑)。恋愛していると、片想いでも両想いでも、そして勝手に失恋しても、人生楽しい気がするのです。

この歌詞は、聴いてくださった方にも、そんな恋愛をして欲しいな、という思いを込めて書きました。

恋愛というのは、男女問わず関係する大きなテーマなので、男性の僕が書いた歌詞でも、女性が共感してくださっているのだと思います」

――あーっ、歌い手の声が女性なので、勝手に女子目線で解釈していましたが、言われてみれば、男性の片思いの歌としてもとらえることができますね。男女どちらを主体としても、なんだかキュンキュンします。

(2)好きな人の“隣の席 or 後ろの席”どっちがいい!?

――動画のコメント欄でも、さまざまな声がありますが、タカノンさんのもとには、リスナーからどんな反響が寄せられているでしょうか?

「“隣の席より後ろの席のほうが好きなタイプなんです”の部分は、かなり反響がありました。“隣がいい派”と“後ろがいい派”で分かれていましたね(笑)。

また、“失恋しても、最終的にはまた恋愛しようとポジティブに終わるのがいい”と言ってくださる方も多かったです」

――個人的には、うしろから見つめるほうがいいですけどねー。なんとなく“隣がいい派”は恋愛に積極的なタイプのような気がします。

(3)『失恋リピーター』に対する男女の反響は?

――『失恋リピーター』は、どちらかというと女性でハマる人が多いと思うのですが、男性からはどんな反響がありますか?

「おそらく女性と思われる方は、比較的共感してくださったのですが、男性と思われる方からは“恋愛し過ぎ”、“軽い”というツッコミを頂いたりしました。

でも、小学校のときは誰が好きで、中学校、高校の時はだれが好きで、っていうのを数えていったら、結構な数になっていたりしませんか(笑)?」

――ドキドキする異性が現れて、でも、結局、何も起きないまま終わって……という恋愛や失恋なら、むしろ男性のほうが多いような気もしますよね。

(4)ズバリあなたは“失恋リピーター”ですか?

――いきなり不躾な質問で恐縮なんですが、タカノンさんご自身も“失恋リピーター”?

「本作の歌詞は大部分が事実に基づいて書かれたものです。恋愛観もだだ漏れです。実際に大恋愛、大失恋も繰り返しています。

ほかにも、たとえば病院に行ったら看護師さんにひと目惚れ、牛丼屋さんに行ってもひと目惚れ、街を歩けばひと目惚れ……。

僕の作った曲に、『特急ひとめぼれ』という曲もあるのですが、やはりひと目惚れしやすいのだと思います。その度に事実上、小さな失恋もしている事になるので、まさしく僕自身が『失恋リピーター』なのだと思います(笑)」

――歌詞はほぼノンフィクションなんですね。だからこそ、リアリティがあるというか、共感する人が続出しているのも納得です。

 

5:何度失恋してもやっぱり恋愛って楽しい!

失恋したその瞬間は、ものすごく辛くて「もうこんな思いしたくない!」という気持ちになりますが、それも含めて恋愛って楽しいですよね。

今まさに叶わぬ恋に悩んでいる人も、「恋愛は懲り懲りだよ」って人も、ぜひ『失恋リピーター』を聞いて胸キュンしてみては?

 

【取材協力】

タカノン・・・北海道札幌市在住。GUMI、初音ミクを使用するボカロP。

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【参考】