共依存恋愛の末路は!? 共依存恋愛カップルの特徴10と克服方法

「あんな男とはもう別れなよ」と身近な人から忠告されて、「あの人には私がいなきゃダメなの!」と強く反発したことはありませんか? それってもしかして“共依存恋愛”かもしれません。今回は、恋愛依存症に詳しい心理カウンセラーの石黒みゆさんへの取材をもとに、共依存恋愛カップルの特徴と克服方法について解説します。

1: 共依存恋愛とは?

(1) 共依存したいカップルもいるってホント?

そもそも“共依存”とはどういうことなのでしょうか? 小学館デジタル大辞泉には、以下のような説明があります。

依存症の一。特定の人間関係に依存する状態。自己の存在意義を認めてもらおうとして過剰な献身をくり返すなどの行為がみられる。DV(ドメスティックバイオレンス)を受けた女性が、「自分が至らないために起こった」と考えて暴力に耐え、人間関係を解消できないなどの例がある。

(出典:小学館デジタル大辞泉)

お金や異性関係にだらしなかったり、暴力をふるったりなど、「あんな男のどこがいいの!?」というダメ男とズルズル付き合い続けている女性ってよくいますよね。

周囲から見れば、不幸そのものなのに、本人はその関係にしがみつく……。それが“共依存”の関係なのです。

もちろん、共依存では“男性=尽くす側、女性=尽くされる側”というパターンもありますが、今回は、“男性=尽くされる側、女性=尽くす側”という関係性について詳しく見ていきます。

(2) 共依存恋愛って克服できる?

共依存恋愛カップルは、本人が薄々「こんな関係はなんかおかしい」と感じていても、なかなか別れに踏み切ることができません。また、周囲の反対にあえばあうほど、ますます2人だけの関係に閉じこもり不幸の深みにハマっていくようなところがあります。

そんな厄介な関係を克服するにはどうすればいい!? ひと筋縄ではいかない問題ではありますが、その手がかりについても、心理カウンセラーの石黒さんから解説していただきました。「もしかして私たち共依存恋愛カップルかも……」と思い当たる方は、最後までお見逃しなく!

 

2:付き合い方や別れ方…共依存恋愛のカップルの特徴5

まずは、共依存恋愛のカップルの典型的な特徴を見ていきましょう。

(1)尽くせば尽くすほど相手をダメにする

恋愛関係において、相手に尽くすこと自体は、悪いことではありません。例えば、妻の内助の功があって、夫が社会的に成功するようなカップルであれば、ポジティブな関係です。

ところが、共依存恋愛の場合、相手に尽くせば尽くすほどダメにしてしまうという特徴があります。

例えば、アルコールに溺れる夫に、お酒を買い与える。お金にだらしない彼氏の借金の尻拭いをするなど、本人のなかでは「夫が喜ぶから」「彼がかわいそうだから」という一心。

しかし、まちがった方向での献身ぶりが、相手をどんどん堕落させてしまうのです。

(2)どんなにひどい状況でも耐えてしまう

共依存は、相手に“与える”行為だけでなく、相手からのひどい仕打ちを我慢するという形であらわれることもあります。

典型例は、前章でも挙がったDVです。DVでは、女性が身の危険を感じて一時的にシェルターなどに避難しても、しばらくすると暴力的なパートナーのもとに自分から戻ってしまうということが少なくありません。

その心理的メカニズムについても、のちほど解説します。

(3)実はお互いに相手をコントロールしようとしている

共依存恋愛カップルは、一見すると男性が女性を一方的に支配しているかのように見えるでしょう。しかし、そう見えるのはあくまで表面的で、心理的には互いに相手を支配しようとしています。

女性に暴力をふるったり、お金を払わせたりするのはわかりやすい形の支配。他方で、男性に従属しているかのように見える女性の側も、彼を自分の存在なしでは生きていけない無力な存在におとしめることで、無意識のうちに相手をコントロールしようとしているのです。

(4)2人だけの関係に閉じこもる

共依存恋愛は、客観的にはどう見てもいびつで不幸な関係。なので、家族や友人など身近な人たちから「もう別れたほうがいい」と忠告されることがしばしばです。

しかし、本人は「彼には私がいないとダメなの」「私は彼がいないと生きていけないの」と周囲の言葉をかたくなに受け入れません。

本人はパートナーしか目に入りません。また周囲も親切心からの忠告をむげにされ続けるのに愛想を尽かしてしまうので、共依存恋愛カップルはしだいに孤立していきます。

(5)意外!? 共依存カップルが別れるきっかけとは…

周囲の反対をものともせず、まるで一心同体のように絡み合って離れようとしない共依存恋愛カップル。しかし、意外なことがきっかけであっさり別れてしまうこともあります。

それは、女性が彼にかわる新しい依存対象を見つけたとき。現在の彼と同じくらいか、それ以上のダメ男で、自分にとって尽くし甲斐のある男性と出会えば、いともたやすく乗り換えてしまうことがあるのです。元カレへの未練は1ミリもありません。

そして、また性懲りもなく「彼には私がいないとダメなの」「私は彼がいないと生きていけないの」と同じパターンを繰り返して相手をダメ男化し、自身も不幸の深みにハマっていきます。

 

3:もしかしてウチらも?共依存恋愛チェック診断

前章では、共依存カップルの典型的な特徴を紹介しましたが、もう少し内面にふみこんでみましょう。あなたや彼に当てはまる項目はいくつあるでしょうか?

心理カウンセラーである石黒さんのEブック『共依存脱却マニュアル』などを参考に作成した共依存恋愛チェックリストです。

(1)女性側

1.相手の役に立たないと、自分の存在意義や付き合っている意味がないように感じる

例えば、“手料理をふるまう”のも、相手においしいものを食べてもらいたい、喜ぶ顔が見たいというポジティブな感情で行うのであれば、健全な関係。

他方、“相手の役に立たないと嫌われる、見捨てられる”というネガティブな感情が根底にある場合は、共依存恋愛の可能性があります。

2.相手に尽くせば愛されると思っており、無意識のうちに見返りを求めている

本人は無償の愛を注いでいるつもりです。でも実は相手に尽くした分、自分の要求にこたえるべきだと無意識のうちに見返りを求めているようなところがあります。

このため、感謝の言葉がないなど、自分の期待する反応が得られないと、知らず知らずにうちに怒りや恨みをためこんでいきます。

3.相手に直接、不満をぶつけることができず、弱い者に八つ当たりする

「こんなにしてあげたのに!」と思っても、相手にその不満を直接ぶつけることはできません。その行き場のない怒りの感情は、子どもなど自分より弱い立場の者に向かいます。

また、未婚カップルで子どもがいない場合は、自分の家族(とくに母親)やおとなしいタイプの友人などが八つ当たり対象になりがちです。

4.相手に嫌われないためには何でもする

“相手に嫌われたくない、見捨てられたくない”という強烈な感情に支配されているため、その恐怖を避けるためなら、どんな自己犠牲もいといません。

例えば、ギャンブル依存の彼についお金を貸してしまうなどは典型的なパターン。また、貸したお金が一向に返ってこなくても、返済を催促することに罪悪感を覚えたり、催促することで嫌われるのではないかと不安を抱いたりして、やんわりとしか催促できません。

5.2人だけの閉じられた関係を望む

密封されたカプセルに2人きりで閉じ込められるような関係を持ちたがるのも共依存カップルの特徴。

相手が友人と関わるのを制限しようとしたり、また自分自身も友人との付き合いを断ったりする傾向があります。

6.2人だけのゆがんだ価値観を共有する

2人だけの世界に閉じこもって他者を一切排除することで、ゆがんだ価値観をカップルで固持することもあります。例えば、“女は黙って男にかしずくものだ”などです。

その価値観に縛られることに、どこか窮屈さを感じていないわけでもないのですが、2人だけの甘美で尊い世界を壊したくなくて、現状を変えることができません。

7.自分には価値がないが、相手は価値があり偉大な存在だと思う

共依存恋愛に陥りやすい女性は、自己評価が低く、自分に自信がない一方で、付き合う相手を過度に理想化して見るような傾向があります。

例えば、起業を夢見るばかりで何も行動を起こさないような男性に、お金をどんどん貸してしまうのは典型例だと言えるでしょう。

もちろん、「成功者の下積み時代を妻が支えてきた……」という美談はよくありますが、共依存恋愛の関係においては、先述のように尽くせば尽くすほど相手をダメにしてしまいます。

「彼の才能がわかるのは私だけ!」そう本人は思い込んでいますが、実のところ、ダメ男に投資し続けるのは、いつか彼が成功したら自分のおかげで成功したと思われたいという欲求がその根源にあるのです。

つまり、相手の才能や成功を心から信じ願うというより(もちろん本人はそのつもりなのですが……)、自分に自信がないからこそ相手の成功を通じて自分の価値を証明することに必死。

本当の相手の姿を見ていないため、真に成功する偉大な男と口先だけのダメ男の見分けがつきません。

8.相手以外にも依存しているものがある

依存の対象は人間だけとは限りません。共依存恋愛に陥りやすい女性は、自分がパートナーに相手にされないときには、アルコールやギャンブルに依存するおそれもあります。

また、寂しさを埋め合わせるために、簡単にパートナー以外の異性になびいてしまうことも。

9.“私はあなたであなたは私”状態になっている

「私がいなければこの人は生きていけない」「この人がいなければ私は生きていけない」という思いから、相手から離れることができません。

常に、相手のことで頭がいっぱいで、自分と相手との境界があいまいになっているような状態です。

10.2人の間で何かトラブルが起こると天変地異のごとく大騒ぎする

常に、相手のことで頭がいっぱいですから、2人の間で何かトラブルが起こると大変です。ささいな喧嘩でも大ダメージを受け、ショックのあまり仕事を休む人もいます。

また、平常時は2人だけの世界に浸りたがるのに、トラブル時だけ、友人に「お願いだから彼を何とか説得して!」と泣きつくなど、他人を巻き込んで騒ぎを大きくするようなところも。

11.他人から忠告されても別れることができない

身近な人などから「もう別れたほうがいいよ」と忠告を受けた際、 実は、本人も「そうかもしれない」と頭ではわかっています。しかし共依存恋愛の女性は、相手に尽くすことで自分の存在価値を見出しており、そのことに安心感も覚えているため、そう簡単に別れることはできません。

かりに一時的に離れることができても、尽くす相手がいなくなることで急に自分の存在価値がなくなったかのような不安感、「私は何のために生きているの?」という思いに苛まれます。

結局は、相手に尽くすことによって得られる安心感を求めて、元のサヤにおさまってしまうことが少なくありません。DV被害者の女性が、シェルターから暴力夫のもとに自ら戻るのも、こうした心理がはたらいているためだと考えられます。

12.依存できる相手なら誰でもいい

前章で、共依存恋愛のカップルが別れるきっかけとして、女性が彼にかわる新しい依存対象を見つけたときを挙げています。

「私はこの人がいないと生きていけない!」と熱に浮かされたような思いにとらわれていますが、本当は依存できる相手なら誰でもいいのです。目の前の彼のことを本当に愛しているわけじゃない……。

(2)男性側

1.常に何かに依存している物や人、行動がある

依存といえば、アルコールやギャンブルのイメージがありますが、わかりにくいケースとして、仕事依存も挙げられます。

一見すると真面目に働いていて何も問題なさそうに見えるのですが、生活が仕事中心にまわっていて、自分のからだを壊すまで働いてしまうような人は、恋愛においても共依存の関係に陥りがちです。

「仕事が忙しい」を言い訳に彼女をないがしろにする彼。ずっと会えなくても辛抱し、ひたすら彼宅の家事をこなす彼女。そんな関係も共依存恋愛の一種と言えるでしょう。

2.相手をコントロールしたい。思い通りに動いてほしい

共依存恋愛カップルの男性は、相手をコントロールするために、否定的な言葉を用いることが多いです。

例えば、「お金を貸してくれないなら、他の人から借りるよ」「貸してしてくれないのは、俺のことを愛していないから」などの脅しフレーズは、見捨てられ不安の強い女性に「NO」と言わせない効果があります。

3.相手が思い通りにならないと激しい怒りを感じたり、パニックになったりする

言葉で相手をコントロールできない場合には、暴力に及ぶこともあります。その後、激しく後悔して一時的に優しくなることもありますが、しばらくすると同じことを繰り返します。

4.何か問題が起こったら、常に責任転嫁する

共依存恋愛カップルの男性は、自分の非を絶対に認めません。たとえ、自分に落ち度があっても、「あのときおまえがこう言ったから俺は従っただけ」「あのときおまえが注意してくれなかったから」などと相手のせいにします。

5.家庭に何らかの問題を抱えている

前掲のように、“いつでも自分が正しく相手が悪い”というスタンスの人物が、実は、家庭内では親から「おまえが悪い」「おまえのせいだ」と責任転嫁される側だったということもあります。親から受けた傷について、パートナーに仕返ししているのです。

あるいは、両親の姿から、男女の関係とはそういうものだという、ゆがんだ刷り込みを受けている可能性もあります。

6.年相応の振る舞いや責任を負うことが苦手である

自分が責任から逃げても誰かが自分の尻拭いしてくれるという経験がこれまでに何度もあるため、かなり子どもっぽい面があります。

尻拭いの典型例は、借金問題。自分が返さなくても、誰かが肩代わりしてくれるので、いつまでたっても借金癖がなおりません。

7.自分が快適に過ごすために相手をコントロール、支配することは当然だ

パートナーから尽くされたり、自分の尻拭いをしてもらったりしても、感謝や罪悪感が薄いという特徴もあります。

“自分はやってもらうのが当然”という感覚なのです。

8.自分のことをまるで神のように崇めてほしい

共依存恋愛カップルの男性は、自分は特別な存在なので、もっと崇拝されて然るべきだ、という意識があります。そして、そのように扱ってくれない世間に対し、不満もくすぶらせています。

だからこそ、前掲「6.自分には価値がないが、相手は価値があり偉大な存在だと思う」ような女性とは(悪い意味で)相性ぴったり。

9.お世話されることは嬉しいし楽だが、見返りを求められたくない

パートナーから尽くされるのは嬉しいのですが、それに対して見返りを求められると、うっとうしくて途端に逃げたくなります。

10.たとえ相手が自分に愛想をつかしても平気だ

女性側の“依存できる相手なら誰でもいい”と、ちょうど対になります。目の前の相手を本当に愛しているわけではないので、愛想を尽かされてもさほど傷つきません。

 

4:共依存恋愛の克服方法4

最後に、共依存恋愛の克服方法をご紹介します。

(1)まずは相手から距離をおく

共依存恋愛の女性は、常に相手のことで頭がいっぱい。その状態を少しでも改善するためには、まずは相手から距離をおくことが第1です。

同棲しているカップルなら、まずは住まいを分ける。デートの頻度を2~3日に1回から週に1回、2~3週間に1回に減らすなどです。

もちろん、LINE等でのやりとりも、本当に必要な連絡事項があるときに限るなど、顔を合わせていない状態での接触もできるだけ抑えるようにしましょう。

(2)1人でいる時間を楽しむ

前掲(1)の方法で、相手から距離をおくと、ひとりでいる時間が必然的に増えます。

このとき、共依存恋愛の女性が陥りがちなのは、彼のことばかり考えてしまうこと! 「私と会っていない間に浮気しているのでは?」などあらぬ妄想が頭から離れないことも……。

これでは、相手から距離をおいたのが無意味になってしまいます。これまでの習慣上、彼のことを考えてしまうのは仕方がありませんが、そういう自分に気づいたら、無理矢理にでも頭を切り替えるようにしましょう。

ひとりでいるときに彼のことを考えないためには、自分の時間を楽しむことが大切です。とはいえ、共依存恋愛の女性は、「人のために~しなければ」という意識が強く、自分を楽しませることは大の苦手……。

そんな女性におすすめしたいのは、小さい頃にどんなことが好きだったのか振り返ってみること。誰しも子ども時代は、人のために生きるのではなく、純粋に自分が楽しめることに没頭していたのではないでしょうか?

例えば、外遊びが好きな子どもだったのなら、ひとり旅に出かけたり、スポーツの趣味を始めたりする。インドア派で絵ばかり描いていたのであれば、絵画教室に通うのもありですし、もう少し気軽に漫画喫茶でコミック三昧なんて過ごし方も楽しそう!

とにかく難しく考えずに、少しでも興味のあることに積極的に取り組んでみましょう。

(3)日記を書く

紙でもデジタルでもどちらでもいいのですが、日記をつけることをおすすめします。ただし、デジタルの場合は、あくまで非公開で行いましょう。誰にも見せずに自分自身と向き合うことが日記を書く目的だからです。

日記に書くことは、以下の3種です。

1.起こった出来事
2.考え・感情
3.反応

まずはできるだけ感情をまじえずに、起こった出来事を客観的に。例えば、“彼は私の頬を3回殴った”など、ニュース記事でも書くつもりで、ありのままを記しましょう。

次に、“考え”というのは、「殴られたのは私が悪いことをしたからだ」など、起こった出来事をどのように受け止めたのか。また、“感情”とはその出来事に対して自然にわきあがった喜怒哀楽のことを指します。

例えば、“怒りがわいてきた”、“ただひたすら悲しかった”など。

そして、反応とは「怒りたかったけど、結局は謝った」など、自分が出来事にどう対処したかです。日記を書いて、ときどき読み直すようにすれば、自分の行動パターンや考えのゆがみを目で確認することができます。

(4)専門家に相談する

自分の考えのゆがみに気づくことができただけでも大きな前進ですが、克服までの道のりはまだ長い……。「自分の考え、自分たちの関係はおかしい」と気づくことと、そのゆがみを真っ直ぐにするのはまた別問題だからです。

共依存の程度にもよりますが、深刻な場合には、カウンセラーなど専門家に頼るのも一考。共依存恋愛に陥る人は、他者と適切な距離をつかむことが苦手なので、身近な友人のアドバイスには素直に耳を傾けられない面もあります。

この点、専門家は第3者的な立場であるので、友人からのアドバイスには強い抵抗感を示していた人が、専門家からの言葉は「先生が言うことだから」と意外とすんなり受け入れるということもあるそうです。

ひとりで悩んで事態を長引かせるくらいなら、専門家に相談してみるのもありでしょう。

 

以上、共依存恋愛カップルの特徴と克服方法をご紹介しましたが、いかがでしたか? 陥ってしまうとなかなか克服できない非常に厄介な関係です。

「もしかして私たち……」と心あたりのあるカップルは、まずは少し距離をおいて自分の内面を冷静に見つめることをおすすめします。

 

【取材協力】

石黒みゆ・・・恋愛依存症・回避依存症克服支援カウンセラー。電話やスカイプを使って、全国の恋愛依存症で悩む女性にカウンセリングやセラピーを行っている。ブログは『』。Eブック『』や『』もレジまぐにて好評発売中。

 



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