付き合うってなにするの?付き合う意味が分からない人も…「付き合う」の定義 とは

好きな人ができたら、あなたはどうしますか? 勇気があれば「好きです、付き合ってください」と告白するでしょう。でも、ちょっと待ってください。そもそも、「付き合う」ってどういうことなのでしょうか? 改めて、そういわれると、ちゃんと答えられる人っていないかも。今回は、そんな“付き合う”ことの意味について、恋愛心理学の専門家である筆者と一緒に考えてみましょう。

1:「付き合う」意味がわからない…⁉

恋人同士になることを、一般的には“付き合う”といいますよね。国語辞書的に考えると、「人と交際すること」や「相手に合わせて行動すること」を意味します。おおむね、「見ず知らずの間柄だった人たちが、親密な関係になる」というのが、“付き合う”の本来の意味かもしれません。

ですが、同じ“付き合う”でも、置かれている状況によって意味が少し変わるかもしれません。

(1)中高生の付き合うって何するの?

あなたが、中学生や高校生だったことを思い出してみてください。もちろん、「恋人なんていなかった」という人もいるでしょう。それなら、自分が中学生や高校生だった頃に恋人がいたら、どんなことをしていただろう?と想像してみてください。

好きな人ができて告白して、両想いになったら付き合うって状態ですよね。登校したり、下校したりするときはいつも一緒だったという人がいるかもしれません。もちろん、学校にいるときも休み時間に一緒だったりしたかもしれませんね。

試験前は一緒に勉強したり、放課後はカラオケに行ったり、土日は映画を見に行ったりというデートをしていたという人もいるでしょう。

もちろん、中高生のときに、恋人とキスをしたり、セックスをしたりという人もいないわけではありません。ですが、中高生で付き合っているというのは、いつも一緒にいるとか、一緒にいてもおしゃべりをしている時間が、ほとんどだったのではないでしょうか?

もちろん告白して、親密な特定の関係にはなっていますが、大人になって振り返ると、じつは友達関係とそんなに大差はなかったかもという人もいるのではないでしょうか。

(2)「付き合って何するの」大学生の場合は……

大学生の場合だと、やっぱり中高生のときとは大きく変わってくるでしょう。中高生のときだと、付き合う対象も同じ高校や同級生という場合がほとんどです。

ですが、大学生になってくると、同じ大学に通う学生が相手とは限らず、社会人と付き合ったり、年齢もけっこう離れているということもめずらしくありません。

中高生のときは、一緒にいることだったり、一緒にいてもおしゃべりをしたりと、どちらかというと精神的なつながりが主だったのに対し、大学生になってくると、キスやセックスなど肉体的なつながりも増えてきます。

中高生の頃とは違い、デートも昼間だけではなく深夜にまでおよぶことがあり、ときには“お泊まり”しちゃうことだってあるわけです。そして、一緒に暮らしはじめる(同棲する)という恋人たちもいます。そうなってくると、人によっては“結婚”を意識しだす恋人たちもいるでしょう。

中高生の頃の「一緒にいるだけで幸せ」という恋愛が、大学生になると将来を意識した関係へと変わっていくんです。

 

2:社会人に聞いた!「付き合う」の定義3つ

では、社会人になると、さらにどうなるのでしょうか? 相手のことが好きで、告白して関係をスタートさせるというのは、中高生のときも、大学生のときも、そして社会人のときも同じです。

(1)自由に会えない

ですが社会人になると、どんなに好きでもいつも一緒にいるというわけにはいきません。人によりますが、たいていは仕事が恋愛より優先されることがほとんど。中高生のときのように、毎日一緒にいるなんてことは、ほとんど不可能です。

(2)付き合っていることが秘密

また、学校や大学の同級生、先輩や後輩と付き合ったとき、周囲に関係を知られることは特に問題ではありませんでしたよね? 場合によっては、浮気されないように、あえて周囲に知らせるということもあったでしょう。

ですが、社会人の場合、職場恋愛で周囲に関係が知られると、配置換えなどの問題が生じてくる場合が。秘密にしておいた方がいいときもでてきます。

(3)責任が生じることもある

中高生の頃は、ただ好きだから一緒にいるという交際でした。大学生でも、今が楽しいからという付き合いだったと思います。ですが、社会人になると、相手に対する責任が生じてくる場合がほとんど。

ある意味で、“結婚を前提に付き合う”という交際の仕方になるわけです。

 

3:「付き合う意味がわからない」人必見!付き合うとできること 7つ

さて、一口に“付き合う”といっても、すべて同じ意味ではないということがわかりました。「なんかもう、友達と一緒なんじゃない?」とか、「よけいに、付き合うことの意味がわかんなくなった」という人もいるでしょう。

そこで、「付き合うとできること」を考えてみようと思います。

(1)手をつなぐ

手をつなぐって、友達同士でもできそうな気がしますよね。もちろん、とっても仲良しな関係なら、できないことではないかもしれません。ですが、普通の友達関係では、なかなか手はつなぎにくいもの。

初デートのときに、どうやって手をつなごうかときっかけに悩んだ経験は誰だってあるでしょう。やっぱり、付き合っているからこそできることのひとつが、手をつなぐという行動だと思います。

(2)特別なニックネームで相手を呼べる

よく芸能人の熱愛発覚後の記者会見などで、芸能リポーターの人たちが「相手のことをなんて呼んでいるんですか?」って質問している映像を見たことがありませんか?

こういう質問をするのは、わたしたちが恋人には特別な呼び方をしているという事実を、自分自身の経験などを通じて知っているからです。

恋人に対するニックネームは、家族や友達が使っているニックネームと違う場合があります。恋愛心理学的には、“関係固有の表現”なんていったりするのですが、親密な関係にあるからこそ、2人の間でしか通じないコミュニケーション手段や表現方法を使ったりするんです。

(3)相手につくす

心理学的にいえば、好意には返報性(=お返し)があるため、相手にも同じように愛して欲しいから、自分も相手を愛するという場合も少なからず、あります。

ですが、人を愛することは、慈愛(=親が子どもをいつくしみ、かわいがるような、深い愛情)と同じと考える人もいます。

恋愛においても、親が子どもを愛するように見返りを期待せず、相手に喜んでもらいたいと、色々やってつくすことがあります。そして、それが相手も全く同じということも。

結果として、お互いに見返りを期待せず、「相手に喜んで欲しい」と、つくし合っているため返報性があるように見えるだけかもしれません。

これは、普通の友達関係ではできませんよね。

(4)ペアのものを買う、ペアのものを身につける

友達同士でも、旅先のお土産物なんかでペアで商品を購入することはあるでしょう。ですが、なかなかそれを身につけるってできませんよね。やはり、ペアだとわかるものを身につけられるのは、付き合っているからこそできることです。

よく男性が女性にアクセサリーをプレゼントして身につけて欲しいと思うのは、ペットの動物に首輪をつけて自分の所有物だとわからせていることと同じだと考える人がいます。

そうだとわかっていて、そのアクセサリーを身につけられる(=相手に所有物だと思わせることが許容できる)のは、付き合っている相手だからです。

これがもし、ただの友達だったら気持ちが重たくて使えませんよね。

(5)家族や友人に紹介する

もちろん、中高のときに、ただの友達を家族や別の友達に紹介するということはあったでしょう。ですが、社会人になってくると、変な誤解をされたりするのが嫌で、ただの友達なら家族や友人に紹介しないということもあります。

そう考えると、大人になって家族や友人に紹介できる人って、将来のことを考えて真剣に付き合っている人だけなのかもしれません。これは、恋人を家族や友人に紹介するというだけではなく、恋人に家族や友人を紹介されるという点についても同じことが言えます。

(6)ホットラインを知っている

ちょっと話が変わるのですが、大人になると仕事関係で名刺を交換することがあっても、相手のプライベートな連絡先って、知らないことが多くないですか? たとえば、相手の住んでいるところを知らなかったり、携帯電話の番号を知らなかったり。

年配の世代だと、仕事関係は携帯電話の番号を知らせておいて、LINEなどのIDは親しい人だけという場合があるかもしれません。ですが、若い世代だとむしろ仕事関係も友達関係もLINEで連絡して、携帯電話の番号は家族など、ごくごく親しい人しか教えていないということもあるでしょう。

そう考えると、相手がどこに住んでいるかとか、相手の携帯電話の番号を知っているのは、付き合っているからの特権かもしれません。

(7)親密なスキンシップができる

ちょっと昔に、お互いにセックスだけを楽しむ関係というセフレ(=セックスフレンド)や、キスをすることもあるというキスフレ(=キスフレンド)が、メディアで話題になったことがあります。

それがどれくらい一般的なのかは、残念ながら学術的な調査があるわけではないのでわかりません。しかし、一般的でないからこそ、メディアが取り上げたと考えると、その間柄は少数派ということ。

ということは、やはりキスやセックスといった親密なスキンシップは、付き合っているからこそできるコミュニケーションと考えることができるでしょう。

 

4:まとめ

いかがだったでしょうか? 付き合う意味がわからない人と一緒に、“付き合う”ことの定義を考えてきました。

とはいえ、付き合うことの意味や付き合うことによってできることの内容は、人それぞれ。恋人同士の組み合わせによっても異なります。付き合っているから、相手を独占していいわけでも、自分の思い通りにしても言い訳ではありませんよね。

大事なことは、相手のことが好きで一緒にいたいという気持ち、好きな相手を大切にしたいという気持ちで、難しく考える必要なんてないんです。それさえ、忘れなければ、自然と付き合うことの意味が、わかってくると思います。