アベックの意味知ってますか?アベックとカップルの違いは?

最近ではあまり聞かなくなった「アベック」という言葉。スポーツ番組などでは使われることもありますが、実際に使っている人といえば年配の方々のイメージも。「カップル」や「ペア」などよく似た言葉もいっぱいあって、違いがいまいちわからないという人も多いでしょう。今回は、若者の間では死語となりつつある「アベック」という言葉について、詳しくご紹介したいと思います。

1:アベック優勝って聞いたことある?

スポーツの試合の際によく聞く「アベック優勝」という言葉。ある競技において、同じ国や同じチームの男女それぞれが優勝を果たしたときなどに「アベック優勝」という言葉が用いられることがあります。

しかし、「カップル優勝」や「ペア優勝」と呼ぶことはあまりありません。一体、どうしてなのでしょうか?

 

2:もはや死語!?「アベックの意味知っていますか?」

今や死語とも言われる「アベック」という言葉。実際に「アベック」という言葉についてのイメージなどを調査してみました。

(1)アベック本来の意味を調べてみた

時代遅れ感のある「アベック」ですが、一般的に使われた年代というのはいつごろなのでしょうか?

一説には、大正時代末期に外来語として日本に入ってきた言葉だそう。その後、1980年代、つまり最近何かと話題のバブル時代まで使われたそうで、意外と「アベック」という言葉の歴史は長いようです。

1990年代以降は徐々に使われなくなっていったといわれています。なので、バブルの崩壊とともに「アベック」という言葉も衰退していったといえそうです。

(2)アベックという言葉、知っていますか?

筆者周辺の20代後半〜30代の男女に「アベック」という言葉を知っているかと聞いた結果、ほぼすべての人が「知っている」と回答しました。しかし、普段使っているかと聞くと、答えは全員「NO」。

そこで、アベックという言葉について「なぜ知っているのですか?」と聞いてみたところ、

「親世代が使っていたのを聞いたことがある」(30代・保険事務)

「小さい頃は普通に使われてたように思う」(30代・鍼灸師)

「『アベック優勝』という見出しを新聞で見たことがある」(20代・自営業)

となり、20代〜30代の「アベック」認識は、「聞いたことはある」程度にとどまるようですね。

(3)使っている人を見るとどんな印象?

次に、「アベック」が流行した時代に生まれた人たちに「アベックという言葉を使っている人の印象は?」と聞いてみました。

「会社の上司が使っているのを聞いたことあるけど、聞いている方が恥ずかしかった」(30代・看護師)

「バブル時代の言葉だと知っていたので、バブルを引きずっているんだなと思う」(30代・建築関係)

「親父ギャグと同じ扱いです」(20代・スポーツトレーナー)

20代〜30代のにとって、「アベック」は過去の遺物。使ってしまうと、時代遅れなイメージを持たれてしまいそうですね。

(4)アベックを使っている人はどう思ってる?

次に、未だ現役で「アベック」という言葉を使っている人に、「アベック」という言葉についての印象を聞いてみたところ……

「同窓会に行くと、離婚した人同士をくっつけようと『アベックで映画でも行ってこい』と言ったり。おじさんおばさんたちのたわいもない冗談です(笑)」(50代・主婦)

「『カップル』と言うのは恥ずかしいけれど、『アベック』だと無理なく言える」(60代・自営業)

など、アベックを現役で使っている人たちも、現代に沿わない言葉と認識してあえて使っている人もいるよう。

(5)アベックを知らないであろう20代は……?

最後に、「アベック」と言う言葉自体を知らないであろう20代前半の男女に、「アベック」という言葉の印象を聞いてみました。

「部活の顧問が使っていたけど、今でもよくわからない。『ペア』ではダメなの?」(20代・大学生)

「野球に『アベックホームラン』という言葉があるけど、あまり遭遇したことがないので使わない。ニュースで聞く程度」(20代・フリーター)

スポーツでは今でも普通に使われていますが、本人たちには意味があまり浸透していないよう。誰かが使っているのを耳にする程度……といったところでしょうか。

 

3:知ってる?アベックとカップル本当の違い

「アベック」という言葉の意味を辞書で調べてみると……

アベック【(フランス)avec】の意味

《…とともに、の意》

1 男女の二人連れ。

2 二人または二つのものが行動をともにすること。「アベック飛行」

出典:小学館デジタル大辞泉/小学館

とあります。

もともとはフランス語の「avec」からきているようで、人を指す意味合いのほかに、ふたつのものが同じ行動をすることもアベックという言葉を使うよう。だから、「アベック優勝」などの言葉が今でも現役で使われているんですね。

日本では、かつて恋人同士や男女のふたり連れを「アベック」と呼んでいました。しかし、いつのまにか「アベック」は死語となり、代わりに恋人同士や男女のふたり連れを表す言葉に代わる新しい言葉として「カップル」という言葉が主流になったよう。

では、カップルの意味を調べてみると……

カップル【couple】の意味

一対。組み。特に、夫婦・恋人などの一組みの男女。「似合いのカップル」

出典:小学館デジタル大辞泉/小学館

とあり、「アベック」に比べてより男女のイメージや恋愛関係を連想させることが多いみたいですね。

 

4:まとめ

いかがでしたか?「アベック」という言葉を使う人は少なくなったとはいえ、「カップル」との違いや具体的な意味などを知ると、意外とおもしろいですよね。

ちょっとした話のネタにもなるので、頭の片隅においておくといいかも!