官能小説おすすめ6選!女性でも読めて彼とのエッチのヒントにも!?

教養は大人のたしなみ。また知的な女性はセクシーに見られがち。アダルトな趣味をひとつ持っておくと、その妖艶さに奥行きが増して深みがでます。そこで今回は煌びやかな官能小説の世界を紹介します。

1:官能小説って読んだことありますか?

官能小説を知っている人もいるとは思いますが、まずはその説明から。

かん‐のう【官能】クワン‐

1:生物の諸器官、特に感覚器官の働き。「―検査」
2:肉体的快感、特に性的感覚を享受する働き。「―をくすぐられる」「―美」

〈出典:小学館デジタル大辞泉/小学館〉

つまりは肉体的快感や性的感覚を主題として書かれた小説ジャンルのことを指します。いかがわしい小説というイメージを持っている人もいるかもしれませんが、最近はストリー性と官能性のバランスがいい作品も多くあり、女流作家が執筆していることも少なくありません。女性だからこそ、その良さを味わえる官能小説も多くあります。

食わず嫌いはもったいないというわけです。

 

2:大人の女性におすすめの官能小説6選

では実際に官能小説を見ていきましょう。『初めてのオーガズム』や『妄想ひとりHのススメ』の著者である箱崎キョウコさんにオススメの官能小説を聞いてみました。

(1)入門書としてオススメ『愛妻日記』

著者はなんと重松清さんです。知っている人も多いと思いますが、改めて紹介したいと思います。『ビタミンF』で直木賞を受賞した直木賞作家であり、数多くの著書がテレビドラマ化、映画化されている小説家。

筆者も『流星ワゴン』や『とんび』などいくつかの作品を読ませていただきましたが、夫婦や家族をテーマにした作品が多い印象。その彼が官能小説を手がけたのが本書、『愛妻日記』。2006年に映画化もされています。

「今後も夫婦や家族の物語を書きつづけたいから、性から逃げたくなかった、のかもしれない」とは重松清さん自らの言葉。

箱崎:官能小説を読んだことのない人も手に取りやすいはず。

(2)有名女性作家で選ぶなら『花酔ひ』

『星々の船』で直木賞を受賞した村山由佳さんが執筆した官能小説がこれ、『花酔ひ』です。村山由佳さんのファンの方は多いことでしょう。

『おいしいコーヒーの入れ方』シリーズやデビュー作で映画化もされた『天使の卵』などは有名。『ダブル・ファンタジー』では第4回中央公論文芸賞、第16回島清恋愛文学賞、第22回柴田錬三郎賞をトリプル受賞しています。

そんな彼女が京都と浅草を舞台とするダブル不倫の物語を描きました。

箱崎:誰にも見られないようにずっと隠していた欲望を密かにのぞき見しているような官能性を味わえる1冊。

実力派の作家が執筆しているため読みやすくオススメ。

(3)悲恋の官能小説が読みたいなら『花宵道中』

「第5回女による女のためのR-18文学賞」で大賞と読者賞をダブル受賞した作品。著者は宮木あや子さん。安達祐実さん主演で映画化もされ、斉木久美子さん作画で漫画化もされました。江戸吉原を舞台にした連作小説です。

箱崎:吉原なんて万華鏡をのぞき込んだような煌びやかな世界で男に夢を与える場所。だけど、そこで働く女は夢などみてはいけないのよ。一瞬でもその気になって男と一緒に万華鏡をのぞき込んだらダメ。宿命の残酷さにやられてしまう。

そんな6話短編小説らしいです。生々しい性的描写が描かれているのに泣けるというそんなストーリー。

官能小説だからって侮ってはいけません。傑作です。

(4)純愛を読みたいなら『花伽藍』

女性が女性を愛するというのはどういうことなのでしょうか? そんな恋模様が描かれているのが本書、『花伽藍』。直木賞候補となっていたことも注目です。

著者の中山可穂さんは1995年に『天使の骨』で第6回朝日新人文学賞を受賞。2001年には『白い薔薇の淵まで』で第14回山本周五郎賞を受賞しています。

箱崎:あなたを愛する同性の人がいたらどう感じる? 人生で一度くらいは女性が女性を愛するということを真剣に考えてみてもいいのかも……。

(5)色々な作家を味わいたいなら『10分間の官能小説集』

アンソロジー形式の作品で、『池袋ウエストゲートパーク』や『4TEEN』などの代表作がある石田衣良さん、累計1,000万部を超えるベストセラーとなった『バッテリー』の著者であるあさのあつこさん、官能小説家の重鎮である睦月影郎さんなど豪華作家陣をそろえています。

タイトルの通り10分でサクッと読める手軽さと、多数の作家陣による豊富な作品群が魅力。

箱崎:第3巻まで出版されているから、色々な作家を味わえるわよ。読み比べて自分に合っているお気に入りの作家を見つけてみて。

(6)目の肥えた人にオススメなのが『花と蛇』

この日本において官能小説を語る上で絶対に無視できないのが“団鬼六”先生です。残念ながら2011年に亡くなられているのですが、団鬼六賞なるものまであるほどの巨匠。SMものなどが有名で官能小説の第一人者。

その代表作がこちら、『花と蛇』です。9巻まであるシリーズものなのですが、最初に書かれたのは昭和37年とかなり古め。しかし、幾度となく映像化されています。最近では2004年公開の東映ビデオによる映画版『花と蛇』、2005年公開の『花と蛇2』は主演を杉本彩さんが務めています。

巻数の多さから手を伸ばしにくいという方は『鬼ゆり峠』がオススメ。

箱崎:一度は巨匠が描く耽美なSMの世界を覗いてみてほしいわ。

 

3:官能小説が読めるサイト

携帯小説のようにネット媒体で官能小説を読みたいというのであれば、いくつかのサイトが挙げられます。そのひとつが『milky』。女性向けの官能小説が読み放題。そして物語のキャラクター名を変換できる機能がついているので、主人公やヒロインを自分や好きな人といった身の回りの人に当てはめて読むことができます。

他にも、小説だけではなく漫画や告白体験談、まるでイケメンと電話しているように官能性を味わうことができる官能ボイスまである『ラブコスメ漫画~LCスタイル~』や、ロマンスものやBLといったジャンルもスマホで楽しむことができる『幻創文庫』などがあります。

 

4:耽美な官能小説の世界を味わってみてください

「事実は小説より奇なり」とは有名なことわざですが、官能小説で描かれるような甘美な恋愛を楽しんでいる女性は少ないことでしょう。

しかし、自分では到底体験できないような刺激的で艶やかなセックスを疑似的に味わうことはできます。身体的な理由よりも心理的な理由でセックスをする女性だからこそ、より楽しめるコンテンツが官能小説なのです。

 

【参考】