夫婦喧嘩は子供のトラウマに!? 夫婦喧嘩を子供のトラウマにさせない方法3つ

どんなに仲良しの夫婦でも喧嘩はあるもの。しかし、子どものいる家庭だと、おおっぴらに夫婦喧嘩をすると子どもに悪影響を及ぼしてしまうんじゃないかと心配になってしまいますよね。そこで今回は、両親が不仲の末に離婚……という経験を持つ筆者が、自身の経験をもとに、夫婦喧嘩が子どもに与える影響について考えてみました。

1:夫婦喧嘩をすると泣く子供…トラウマになる?

親は子供にとって絶対的な存在で、世間を知らない小さな子供であればあるほど、「家」が世界の全て。

言っている意味がわからなくても、「怒っている」「悲しそう」ということくらいは子供にもわかります。むしろ大好きな両親がいがみ合っていたり、微妙な空気になっていたりすると、私たち大人以上に敏感に察してしまうかもしれません。

 

 2:夫婦喧嘩を子供に仲裁させないで!仲裁させられる子供の悪影響3つ

夫婦喧嘩の収束のきっかけはいつも子供……という人もいるのではないでしょうか? 日本には「子はかすがい」という言葉がありますが、それは一歩間違えると、子供に良い影響を与えるものではなさそうです。

筆者自身の経験から、子供に与えてしまう可能性のある影響を考えてみました。

(1)人の顔色をうかがい、正しいことが発言できなくなる

両親が喧嘩ばかりしていると、争いや揉めごとを起きないようにしたり、なんとか機嫌を取ろうとして、人の顔色ばかりうかがう子供になってしまいます。両親の喧嘩をやめさせるためにあの手この手を考え、そうして次第に心にストレスを溜めていってしまいます。

筆者も経験者ですが、こうした子供は将来社会に出たときにとても苦しい思いをします。自分の主張や意見を言えず、相手を喜ばせることばかりを考えてしまって、何が本当に正しいことなのかわからなくなってしまうケースも。

(2)無力な人間だと思ってしまう

喧嘩をやめさせようと子供が行動を起こしたとき、「子供は黙ってろ」「これはお父さんとお母さんの問題だから」と言ってしまうときもあるかも。

しかしこの言葉で、「自分は何もできない」「自分は役立たずだ」と思ってしまうこともあるのです。

筆者も過去何度も親に「お前は黙ってろ」と言われ、次第に「自分は他人に意見できる人間ではない」と自分を責めてしまうことが多々ありました。また、「自分が何をやって無駄だ」と無力感に苛まれやすくなったりもしました。

(3)甘えられない、頼れない

夫婦喧嘩に巻き込まれると、たとえ全く関係がなくても、子供は「両親の喧嘩は自分が原因かも?」なんて思ってしまうことがあります。親しか知らない世界で生きている子供ですから、親がもめているとその中心にいる自分が関係していると思ってしまうんですね。

筆者はそうして次第に、「自分が何もしなければ親がもめることもない」と思うようになり、自分のことを親に話す機会がどんどん減っていきました。

 

 3:夫婦喧嘩を子供のトラウマにさせない!子供へのケア法と注意点3つ

次に、両親の夫婦喧嘩の記憶がある人に話を伺い、夫婦喧嘩の際の子どもへのケア方法を聞いてみました。

(1)嘘だけは言わない

「自分の親が喧嘩したとき、“ちょっと話し合ってだたけよ”と言ってたのに何日も何週間も気まずい空気が漂っていたことがあります。子供心に“話し合ってたというのは嘘だ”と感じ、目の前で喧嘩をしていたことと嘘をつかれたこと、二重にショックを受けました。だから自分の子供には、余計な嘘はつかないようにしています」(34歳/自営業)

夫婦喧嘩で子供は十分ショックを受けているのに、さらに「嘘をつかれた」「隠し事をしている」などと感じたら心の傷はさらに増えてしまいますよね。喧嘩の原因を何もかも話す必要はありません。ですが、余計な嘘はつかず、「喧嘩してごめんね。あとで仲直りするように頑張る」など本音を言うほうがいいでしょう。

(2)父親から子供に話す

「父親が怒るとすごく怖いイメージがあったので、喧嘩のときはいつも父が母を叱っているのだと思っていました。でも、本当はその逆だったんです。

で、今夫婦喧嘩をしたら、主人から子供に話すようにしてもらっています。“つい喧嘩しちゃった。2人とも気が短いからダメだなぁ〜”と言ってもらえば、夫婦喧嘩がそんなに大したことではないと理解してもらえると思っています」(34歳/介護士)

筆者も経験者ですが、父親は声も大きいし体も大きいので、怒った姿がとても怖く感じるものです。いくら母親にフォローされても、恐怖感や不信感はぬぐえません。

父親が優しくフォローすることで、子供が抱いた負の気持ちは少し緩和されるかもしれませんね。

(3)家を出ていかない

「母親が、喧嘩して腹が立ったらすぐに家を出てしまう人で、私もよく一緒に家出させられました。そのたびにもう二度と家に戻れないのかも……と不安で仕方なかった記憶があります。

夫婦喧嘩をしてしまうことは仕方がないと思うので、絶対家出はしないようにしていることと、喧嘩した日に解決して次の日に持ち越さないようにするのが夫婦のルールです」(30歳/保健師)

喧嘩をすることは避けられないし、喧嘩しないことでストレスが溜まるなら、お互い話し合う目的での喧嘩はいいことだと思います。でも、子供まで巻き込むようなことは絶対NG。何日も喧嘩を続けて子供が嫌な思いをしないように、自発的に解決するよう動くことも大切ですね。

 

 4:喧嘩はしていい。でも、子供がトラウマになる喧嘩はしないで!

両親の不仲を見て育った子供代表の筆者としては、夫婦喧嘩はあっていいし、家庭をよくするための喧嘩ならすべきだと思います。

しかし、子供そっちのけでいがみ合ったり、子供を巻き込んだり、喧嘩の理由を子供のせいにするような喧嘩は、家族のためにならないので絶対によくないです。

夫婦喧嘩を子供のトラウマにさせないためには、前向きな喧嘩だということがわかるように適切にフォローすることが大切ですね。