不倫やめたい…好きだからこそ不倫をやめたいと思う心理とエピソード

不倫相手が好きだから別れよう、そう思うシチュエーションって本当にあるんですかね。結ばれない恋の切なさを感じますけど、実際のところどうなんでしょう。気になりませんか? ということで、今回は「好きだからこそ不倫をやめたい」と思う心理とエピソードを紹介します。

1:不倫をやめたいと思うのってどんな時?

不倫経験のある筆者の友人に、「不倫をやめたいと思うときってどんなとき?」という質問をしてみました。すると、返ってきた答えが、「友人の結婚式に出席したとき」というものでした。

「周りから盛大に祝福されている幸せな2人を目の当たりにして、決して人には言えない自分の恋愛の惨めさに打ちのめされた経験がある」のだとか。

 

2:既婚者の彼とは好きだから会わない…そう思ったエピソード8つ

恵比寿横丁で不倫経験者を探し、「好きだから会うのをやめよう」と思った経験談を伺ってきました。恋愛小説家という職業柄、人間観察をノートに記録しているという小川沙耶さんと一緒に見ていきましょう。

(1)彼を傷つけたくない

「私の場合、彼が既婚者だったんです。すっごい私のことを愛してくれているのは伝わってきましたね。私から連絡すれば、絶対に会ってくれるんですよ。でも、会えば会うだけ彼に陰みたいなものが増していくんです。それがわかったから、好きだけど会うのをやめようと思いました」(Sさん/28歳)

小川:彼は不倫に罪悪感を抱いていたんだろうね。でも、彼女のことが好きだったから、どうしても断れなかったんでしょう。彼女が会うのをやめようと思ってくれて、彼は救われたね。

(2)子供が不安がった

「10年も昔の話ですけど、当時の私は旦那と子供がいながら、彼氏を作ってたんです。ダブル不倫。で、あるとき子供が“パパとママって離婚するの?”って聞いてきたんです。別に喧嘩してるわけでもないのに。

それで、彼の子供もきっと同じ不安を抱いてるって思って、別れようと思いましたね。子供も彼も好きだから、決意できました」(Mさん/37歳)

小川:この彼女は、子供のそのセリフで、自分が母親だってことを思い出したんだろうね。一番大切なものを忘れなかったことが、彼女を救ったんでしょう。

(3)けじめはつけた方がいい

「元嫁とまだ結婚してたころに、別の女に惚れたんだ。はじめは軽い気持ちで付き合ってたんだけど、そのうち本気になってさ、“会うのをやめよう”って言ったね。“嫁と別れてくる。それまでは会うのをやめよう”って。けじめをつけないと彼女にも迷惑がかかるって思ったからさ」(Yくん/39歳)

小川:この彼、彼女のことは都合のいい女にしようと思ってたんじゃないかな。だって、「本気で惚れたから、迷惑かけないようにけじめをつける」っていうのも、おかしな話じゃない?

(4)笑えるときに会いたい

「その時は仕事で失敗しちゃってて、すっごい落ち込んでたの。彼なら励ましてくれるってわかってたんだけど、不倫してる自分にも情けなくなってきて、好きだったけど“会うのはやめよう”って言った。“いつか笑えるようになったら会おう”って。“その時に、もしお互いにパートナーがいなかったら、その時はまた付き合ってください”って」(Dさん/31歳)

小川:前向きな気持ちが彼女を救ったね。多分、凄い辛い時期だったんだろうけど、そこから逃げちゃダメだと腹をくくったんだろうね。

(5)罪悪感を抱えてしまう

「既婚者の女性とお付き合いをしていた時は、自分がひとつの家庭を壊しているっていう罪悪感がありましたね。で、あるとき、彼女のお財布の中に入っていた子供の写真がチラッと見えたんです。それで罪悪感に耐えきれなくなって、別れを決意しましたね」(Yくん/34歳)

小川:罪悪感があるなら不倫なんかしちゃダメだと思うけど……。彼の場合は終わりにできたってことで、よかったと思う。彼は不倫に向いてない性格みたいだしね。

(6)会うと彼を求めてしまう

「お互いに既婚者なのに、愛してしまったの。会えば会うほど彼のことが好きになっていって、それが怖かった。それである日、彼の奥さんが妊娠したの。それで決意した。終わりにしようって。会ったら彼を求めちゃうから、多分、これが最後のきっかけだと思って」(Hさん/36歳)

小川:最後のきっかけっていう、その直感は正解。それでも関係を続けていたら、罪悪感がどんどん薄れていって、行くところまでいっちゃってたかもね。最悪の結末っていうやつにさ。

(7)彼の時間を奪いたくない

「私が既婚者で、彼が独身だったの。しかも5つも若くて。ある日、若いカップルが“結婚式場とかどうしよっか”って話してるところを耳にして、それでハッとした。私は彼の時間を奪ってるんだって思って。好きだからこそ、別れなくちゃダメだって。だから、終わりにした」(Tさん/32歳)

小川:旦那さんと別れるっていう選択肢もあったと思うけど……。彼女にはできなかったんだろうね。旦那さんと彼を天秤にかけて、旦那さんを取った。そういうことじゃないかな。

(8)バレそうになった

「既婚者の彼と付き合ってたとき、街で偶然、彼の職場の人と遭遇しちゃって、それでバレそうになったんです。慌てて言い訳したんだけど、すっごい怪しまれてた。彼は“気にすることはないよ”って言ってくれたんだけど、この関係はいつかバレる。時間の問題だと思って、別れを決意しました。彼がボロボロになる姿は見たくないから」(Eさん/26歳)

小川:彼女の場合、不倫っていっても、それ程悪いことじゃないっていう意識があったんだろうね。でも、それが世間ではどんなものかってことがわかって、別れることにしたんでしょう。

 

3:「もう会うのやめよう」不倫でそう告げる人の心理8つ

今度は、不倫経験者に別れを決意した時の心境を聞いてみました。引き続き小川沙耶さんと見ていきましょう。

(1)先の見えない関係に耐えられなくなった

「私の場合は単純。先の見えない関係に耐えられなくなったんです。その日は仕事でぐったり疲れて家に帰ってきて、スマホを開いたんです。デートの約束をするLINEを送ってたんですけど、返信はなし。それで無性に悲しくなって、何やってんだろって思いました。強いて言えば、それがきっかけかな」(Iさん/27歳)

小川:こういう些細なことが積りに積もって、恋愛の終わるきっかけってそういうことが多かったりするんだよね。

(2)彼は奥さんが一番だと知った

「既婚者の彼は、クリスマスとか新年とか季節の行事はすべて奥さんが優先。不倫なんだから、それって当たり前のことなんだけど、実際に経験すると、結構こたえるんだ。“しょせんは私、2番目の女なんだな”って。だから別れようって思った」(Oさん/25歳)

小川:彼女はどこかで奥さんを超えられるって思ってたんだろうね。彼を奪える、振り向かせられるって。でも、彼は変わらなかった。努力することに疲れちゃったんじゃないかな。

(3)リスクの大きさに怖くなった

「不倫してたとき、私の友人も不倫仲間だったんだけど、その友人が慰謝料請求されたんですよ。すっごいやつれた顔をして、“今、弁護士と話し合いしてる”って言ってた。それで怖くなって、もう会うのはやめようって思いました」(Yさん/24歳)

小川:そのリスクはわかりきってたことだけどね。でも、実際にそれで大変な目にあっている人を見ると、実感が違うんだよね。自分じゃなくてよかったって思っただろうね。

(4)告白された

「不倫してたのは5年前。罪悪感があって、このままじゃダメだって思ってた。そんなときにひとつ年上の男性から告白されたんです。すごくいい人で、誰かから“もうそんな恋愛は終わりにしろ”って言われているような気がしましたね。正直、“救われた”と思いました。不倫相手とは別れて彼と付き合うことにしたんです」(Rさん/30歳)

小川:罪悪感を感じてるのに付き合い続けてるんだから、相当惚れてたはず。その人とよりも、新しい男性を取ったんだから、その彼がよっぽどいい男だったんだろうね。たぶん、そういうことだよ。

(5)ただのおっさんだと気づいた

「ロックフェスに行った帰り、駅のホームでばったり彼と会ったんです。10コ上の彼。多分、ずっと好きなバンドを見てたからなんでしょうね。彼が急にただのおっさんに見えて。それで何やってんだろって思ってその場で別れました」(Wさん/25歳)

小川:舞台に立ってる人って、輝いて見えるもんね。それから10コ年の離れたサラリーマンの彼を見たら、ただのおっさんに思えても不思議じゃないと思う。これは本心だろうね。

(6)ボロボロになっている人を見た

「不倫してた友人が、日に日にボロボロになっていったんですよ。“離婚するって言ってくれてるのに、いつまでたっても離婚してくれない”って。人を待つのって辛いんですよね。よくわかります。

でもきっと、そのセリフは彼女をつなぎとめるための嘘だろうなって思いました。実は私も、不倫相手から“離婚する”って言われてたんです。それを待ってたんですよ。でも、彼女の涙を見て思い直しました」(Kさん/28歳)

小川:これはドキッとするだろうね。“私も同じこと言われてる”って。魔法が解けたっていう表現がピッタリの瞬間だったんじゃないかな。

(7)自分を変えようと思った

「土砂降りの雨の中、泣きながら濡れて帰った日があったんです。彼が既婚者だったってことを知った日でしたね。自分はいっつも報われない恋ばっかりしてたんですよ。そのたびに泣いて傷ついて。そんな自分が嫌いで、変えたいって本気で思ったんです。

それで仕事を変えて引っ越しました。彼に会うと自分に負けちゃいそうだったから、LINEで“さよなら”って送りました」(Gさん/26歳)

小川:行動力がすばらしいね。信念を新たにしても、挫折しちゃったりすることが多いから。環境を変えて実行したってところが、彼女の凄いところ。

(8)夢を見つけた

「昔からずっと歌を歌うことが好きだったんですけど、それを本気でやってみようと思ったときに、突然不倫の恋に魅力を感じなくなっちゃったんですよね。やりたいことが見つかると、不必要なものが手放せるようになるのかもしれないですね」(Aさん/23歳)

小川:これはわかる。いろんなしがらみを手放すときって、そういうときなのかもね。

 

4:誰にも言えない…不倫の悩み4つ

今度は不倫の悩みについて聞いてみました。

(1)本気になってしまった

「割り切った関係って言われてたんですけど、私、本気になっちゃったんですよ……。でもそれって、向こうからしたら絶対ウザいじゃないですか。別れたくないから言えないし、でも奥さんの元に帰る彼を見送るのって、辛いんですよ。どうしたらいいですか?」(Oさん/25歳)

(2)一向に離婚してくれない

「彼が“離婚する”って言ってからもう1年くらいたつんですよ。いつ離婚してくれるのか聞いても、“こういうことは時間がかかるんだ”って言われちゃって。いつまで待てばいいんだろって思うと、溜め息が漏れます。嘘だって思っても、別れられないんですよ。惚れた弱みってヤツですよね」(Mさん/29歳)

(3)断ち切りたいのに断ち切れない

「不倫ってことで罪悪感も感じるし、別れないとダメだって思ってるんだけど、彼と会うとダメ。“いつもごめんね”って言われると、それだけで決意が揺らいじゃう。好きになんてならなければよかった」(Rさん/28歳)

(4)子供ができた

「実は私、20代前半で一度妊娠したんですよ。不倫相手の子。でも、それが誰にも言えなくて、ひとりで病院にいって大きくなる子のエコー写真見ながら泣いていたときがあります。今だから言えますけどね。あのときは、本当に追い詰められちゃって悩みましたね」(32歳)

 

5:不倫の終わり…潮時かなと思う時4つ

(1)相手とのセックスに飽きた

「俺が潮時かなって思ったのは、相手とのセックスに飽きたときですね。彼女の方も割り切った関係を希望してたので、まあいい関係だったんですけど、ある日彼女とホテルへ行くのがめんどうくさく感じちゃったんですよ。それで終わりにしました」(Aくん/34歳)

(2)離婚をせがまれる

「年下の彼とお付き合いをしていたんですけど、彼が本気になってしまって。“旦那と別れてくれ”って迫られるようになったんです。それで“もう終わりかな”って。離婚なんて、とてもじゃないけどできないですよ」(Eさん/32歳)

(3)周りが結婚し始めた

「私が不倫してたのが20代の中頃だったんだけど、その時期って、結婚ラッシュが始まったところで、周りがどんどん結婚しだしたの。私は未来のない恋愛をしてるわけだから、ひとりぽつんと取り残されたような気がしちゃって……。それでやめようって決意したね」(Sさん/31歳)

(4)子供が生まれた

「嫁が俺の子を出産したんだ。生まれてきた子供を抱いたときに、胸に刺さるものがあったよ。我が子の顔を見て、これじゃダメだって思ったんだ。父親になった瞬間ってことなのかな。それでキッパリとやめた」(Nさん/35歳)

 

6:やめようと思ったときがチャンスです

いかがでしたか? 今回は不倫が終わる瞬間に的を絞った内容をご紹介しました。もし不倫をやめたいと思っているのなら、チャンスです。きっかけは自分で作っちゃっていいんです。やめたいと思ったときにやめてしまいましょう。

 

【取材協力】

小川沙耶・・・ライター・官能小説家。都内の金融関連会社で派遣OLをしながらニッカンスポーツにて小説家デビュー。著書に「美人妻・肉棒狂い」「美人妻・蜜壺いじり」「淫欲妻・愛液垂らし」(大洋文庫)がある。