学歴コンプこじらせてない?学歴コンプレックスの実態と克服する方法

みなさん、「学歴」って気にしていますか? 「ぜんぜん気にしていない」という人がいる一方で、「学歴が気になってしかたがない」という人もいることでしょう。例えば、「彼氏の学歴は大卒以上がいい!」といったように、学歴を恋愛相手の判断基準として考えている人も少なくありません。今回のテーマは「学歴コンプレックス」。学歴コンプレックスとはどういうものなのか?どう悩み、どう克服すべきなのか? コンプレックスを抱えている人にインタビューしてきました。早速チェックしていきましょうッ!

1:学歴コンプレックスとは?

「学歴コンプレックス」とは、自分の学歴になんらかの不満を抱えており、劣等感をもっている状況を差す言葉です。

周囲と比べて自分が劣っているような感覚になって落ち込んだり、高学歴な人を妬んで卑屈な言動をとる人のことも、「学歴コンプレックスがある人」などといったりします。

また、仕事でうまくいかなったときや失恋をしたときなどに、「学歴のせいだ……」と、自分の落ち度を学歴に転嫁するのも、学歴コンプレックスのある人の特徴のひとつです。

 

2:学歴コンプレックスがある人の特徴3つ

次に、学歴コンプレックスを持つ人の特徴をチェックしていきましょう! 自分では気づかないうちに、学歴コンプレックスを抱えているかも……。

(1)年齢を隠したがる

実年齢を隠したがる人って、いますよね。それってもしかしたら学歴コンプレックスを抱えているかもしれませんよ。

「僕は大学に入るときに2浪しているんです。だから、同期のメンバーよりも2歳年上。で、同期飲みのときに、年齢を言ったら、“え? 2浪なの⁉ 院卒なのかと思ってた!”って言われて。それがきっかけで、同期には、年齢を言わないようになりました」(30代男性・営業職)

浪人や留年の経験にコンプレックスを感じていると、「年齢を隠す」という行動に出がちです。

同期との「中1のときにあれが流行ったよね~」という会話などのときに、「あ、私浪人してるから、そのとき中3……」って返すときに、な~んかイヤな気持ちになる。その感覚の根っこにあるのが学歴コンプレックスです。

(2)交際相手の学歴を知りたがる

「学歴コンプレックスの自覚がある」という男性曰く、「付き合う相手は、自分と同程度の学歴の相手がいいと思っている」そう。

「俺が三流大学卒なので、彼女の学歴が超高かったら、ちょっと辛いっすね。彼女は自分と同じくらいか、むしろ自分より学歴が低いほうがホッとするっていうのが正直な感覚です」(20代男性・会社員)

彼女が自分より高学歴だと、“自分の学歴コンプレックスが刺激されるからイヤだ”という感情から、「まずは相手の学歴を確認しておきたい」というわけです。

(3)仲の良い相手にも給料を教えない

あなたは、自分の給料を仲の良い同級生に言えますか?

基本給に歩合給がプラスされる会社もあれば、年齢給をベースにした会社もあることでしょう。

「絶対言えない」「言いたくない」という人は、もしかしたら自分の学歴を負い目に感じているのかも。

「自分は高卒で役所に勤めました。でも、大卒で入所した同級生は、私よりもお給料が高いんです。初任給も高卒と大卒では違って、大卒のほうが高いし、そこから昇給の階段の幅も大きく、上るスピードも早い。

早く務めたぶん、私のほうがずっと仕事はできるのに……。今は私のほうがお給料が安いんです。すっごく悔しいです」(30代女性・公務員)

同じ仕事をしているのに、いや、むしろ、自分のほうがずっと優秀なのに、高卒というだけでお給料が安い……。それが学歴コンプレックスを呼ぶのです。

 

3:高卒に多い?学歴コンプレックスの実態3つ

学歴コンプレックスの人は、どういったことに負い目を感じ、自信が持てなくなってしまっているのでしょうか?

(1)一流大学卒なのに東大不合格で学歴コンプレックス

誰もが知る一流大学卒であっても、学歴コンプレックスと無縁ではありません。日本の私学ツートップと言われる大学の経済学部卒の彼女もそのひとり。

「子供の頃からずっと、東大に入ることを目標に勉強をしてきたんです。友達が遊んでいるときも、恋愛ひとつせず、ひたすら勉強に打ち込みました。でも結果は東大不合格。そこで人生計画が狂ったと思ってます。東大以外の大学なんて、意味がありません」(20代女性・会社員)

他の色んなことを犠牲にしてきた分、「東大に落ちた自分」にコンプレックスを感じてしまうようです。もともと、子供の頃から賢くてクラスや学年でトップを独走してきた人に多い傾向がこれ。

「世の中には、自分よりもっと優秀な人がたくさんいる」ということに、打ちのめされてしまうのでしょうか。

(2)高卒・中卒で学歴コンプレックス

総務省統計局が2017年に発表した『日本の統計2017』によると、高校卒業者の進学率は男子52.1%、女子が56.9%と半数越えです。

単純に言うと、2人にひとりは進学組となります。筆者は高卒で公務員になったのですが、再就職を考えるたびに「高卒だから厳しいかもな……」と学歴に負い目を感じてしまいます。同じように、中卒だから……と自分に自信が持てない女性もいます。

「中卒ってなかなかいないし、言うと引かれるから、人には絶対に言わないようにしています」(20代女性・エステティシャン)

この彼女は、エステティシャンの資格をもち、現在は一児の母として暮らしている女性です。日常生活の中で、学歴はまったく関係ありません。それでも、「高校に行っていないと言うと、人から不思議そうな顔をされるのがイヤ」ということで、学歴は人には絶対言わないそうです。

(3)浪人・留年経験で学歴コンプレックス

みんなは大学にストレートで入学・卒業しているのに、自分は足止めをくらってしまった。よって、「自分はみんなより劣っている」と感じる人も。

「どうしても行きたい大学があったので浪人して、予備校に通いました。その分、同級生とは差が生まれてしまい、就職する年も1年ズレました。ちょっと気まずいなと感じています。娘や息子には、こういう経験はしないでもらいたいなって思います」(30代女性・看護師)

 

4:女性の学歴コンプレックスの実態3つ

男性とはまた違った価値観で、「ツライな……」と感じることもある女性の学歴コンプレックス。こちらも、ご紹介します!

(1)大学事情を知らないと「世間知らず&非モテ」認定される…

「私は高卒なので、大卒彼氏の“大学時代、単位落としそうになってまじ焦った”とかいう思い出話(?)についていけませんでした。それで、“単位って何?どういうものなの?”って感じで聞いたら、“それもわかんないの? 高卒ってかわいそう。出会いもなかったんだね”みたいに言われたんですよ……。あれ頭にきましたね」(20代女性・自営業)

大卒彼氏に見下されてショック……というエピソードです。どうして、「高卒=出会いがない」になるのか理解不能ですが、単位を落としそうになるほど遊んでいる人に「高卒ってかわいそう」呼ばわりされる筋合いありませんし、こういう人とは別れて正解だと思いますが。

(2)高学歴すぎる女って、モテないッ!

“自分のほうが上でありたい”という、器がちっぽけな男性には「高学歴な女はムリ」という方程式が成り立ちます。

「私は大学院卒なんですけど、これ言うと、たいていの男性は引きますね。“遊んでこなかったんだね……”とか、“勉強ばっかしてたんだね”とか、言われたことがありますよ。

確かに研究室にこもりっきりで忙しかったけど、それなりに恋愛だってしたし、やりたいことはやってきたつもり。高学歴ってだけでバカ真面目扱いされて、恋愛がうまくいかないなぁ……と感じることが多々あります」(30代女性・研究員)

その男たちは、ただ単に、自分より高学歴な女子を僻んでいるとしか思えません。逆に、それこそが学歴コンプレックスです。

学歴コンプレックスの人の心無い言動によって、学歴コンプレックスが生まれるという“学歴コンプレックススパイラル”です。

(3)専門学校での「学びなおし」がコンプレックスに

「大学を卒業して就職したものの、自分が本当にやりたいのは料理だって気付いて、専門学校に入り直しました。2年間学んで資格をとって、再就職しました。

専門学校は高卒で入学する人がほとんど。同じクラスの人に白い目で見られるのが本当につらかったです。同じクラスの男の子から、“女って、好きに生きれていいよな”って言われたときは、本気で泣きそうになりました」(30代女性・パティシエ)

一念発起して学びなおそうとした場で非難を浴びると、学歴コンプレックスが芽生えます。しかも、「女って」と言われてしまうと、性別コンプレックスまでもがむくむくと……。そして、“男性と肩を並べて生きていこうと考えることがいけないのか……”と自分を責めてしまうのです。

 

5:学歴コンプレックスを克服する方法3つ

実際に学歴コンプレックスに悩んだ経験のある男女3名に、どういった方法で克服したのかを聞いてみました。

(1)根本的改革!通信制の学校で学歴をカバー

「どうしても大卒になりたいと思い、通信制の大学で大卒の資格を取ることに決めました。仕事を続けながらだったので本当に大変でした。かなりの年月がかかりましたが、無事大卒認定をもらい、長年の学歴コンプレックスを解消することができました」(30代男性・公務員)

自分がコンプレックスに感じていることを克服して、原因を根本から断つという方法です。なんともパワフルですが、その努力に頭が下がります。

(2)それぞれの学歴のメリットとデメリットを確認してみる

「私は高卒なので、高卒の何が良い点だったか?逆に、なにが良くなかったか?をまず考えました。そこから、大卒だったらどんな良いことがあったのかな……?とか、どういうことで不満を感じただろうか?と、双方の立場でのメリット・デメリットを考えていたら、気が楽になりました」(30代女性・調理師)

高卒で就職するなら、社会人経験が大卒の子よりも長くなり、お給料を得る喜びを得る時期も早いですよね。

一方で、大卒は新たなコミュニティが増え、交友関係や視野が広まります。また、学生時代を謳歌する余裕があることでしょう。

どんな学歴にも、一長一短があると知ることも、学歴コンプレックス解消法のひとつです。

(3)学歴で人を推し量る「自分の価値観」を見直そう

「そもそも、“自分自身が学歴で人の出来不出来を見ていた”ということに気付いたら、案外サクッと自分の学歴は気にならなくなりました。

親からずっと、“仕事にも結婚にも学歴が大事”だと聞かされていたせいで、自分自身、人のことを学歴で推し量ってきました。けれど、“本質は人の学歴ではない”ということに気付いたんです」(40代男性・会社役員)

自分を見つめ直すと、自身の持つ“学歴に対して偏見を持つ癖”が自分自身を苦しめているケースもあるのです。

 

6:目に見えない学歴に怯えないで!前向きに生きよう

直接見えるわけではない学歴。でも、気にし始めると収拾がつかなくなるのも学歴ですよね。変わる努力や自分自身でも持っている偏見を捨てる努力して、学歴コンプレックスを乗り越えていきましょう!

 

【参考】

日本の統計2017 第25章 教育 12進学率と就職率ー総務省統計局