依存体質ってどういう意味?「依存する人・されやすい人」の特徴とは

人には程度の差こそあれ、「○○がなくちゃいや!」というものがあります。その程度が高いと、他人から「依存体質」なんて呼ばれたりするわけですが、そもそも「依存」とはいったいなんなのでしょうか? 今回は、依存の秘密に迫ります。

1:「依存体質」ってどういう意味?

「依存」とは、国語辞書的に言えば、「他に頼って存在、または生活すること」という意味です。つまり、“それがないと生きていけない”ということなんです。

もう少し学術的に考えてみると、「他人や組織、モノ」に「愛情や支持、保護、援助」を求め、それがなくては生きていけない状態であり、行動や思考のコントロール障害とも言われています。

自分では止められなくなり、精神医学の立場から病気と認められてしまうと「依存症」とも呼ばれます。

このことから考えれば、依存体質というのは、「障害や病気とまでは言えないけれども、何かがなくては生きていけない状態に陥りやすい人」ということができるかもしれません。

ちなみに、依存には「人への依存」「プロセスへの依存」「物質への依存」の3種類があります。それぞれ解説しましょう。

(1)人への依存

人への依存とは、相手に執着したり、支配したりすることです。たとえば、恋人に喜んでもらおうと、恋人に逆らわず従順したり、過度に世話を焼いたりというのがあてはまります。

(2)プロセスへの依存

プロセスへの依存とは、仕事やギャンブル、インターネット、ゲームなどに没頭することで、いわばストレスを改善しようとすることです。もちろん、適度な没頭なら問題ありませんが、限度を超えると依存とみなされます。

(3)物質への依存

物質への依存とは、不快な感情を忘れるため、酒や薬物、たばこ、大量の食べ物などを体内に入れることで快感を得ようとすることです。なので、暴飲暴食も、限度を超えれば依存とみなされてしまうわけです。

 

2:依存体質診断!他人に依存する人の特徴3つ

では、“依存しやすい人”とは、どんな特徴があるのでしょうか? いくつか取り上げてみましょう。

(1)ストレス度が高い

何に依存するかは別として、依存しやすい人は、そもそもストレス度が高いことが指摘されます。次の項目で、自分にいくつあてはまるかチェックしてみてください。

・寝つきが悪い

・朝起きられない

・仕事に失敗が多い

・責任感がない

・考え込んだり、イライラする

・人と会いたくない

・気分が落ち込み、泣きたくなる

・体の調子が悪い

・食事や飲酒の量が増えた

・家族や友人への不平不満がある

あてはまる数が多ければ多いほど、ストレス度が高い証拠です。もし、8個以上あてはまるようなら、カウンセラーなどに相談したほうが良いレベルのストレスです。

(2)自分に自信がない

人に依存しやすいタイプの人は、自分に自信がないことが多いです。自分に自信がないため、他力本願的に「誰かに幸せにしてもらいたい」とか、「誰かに救って欲しい」と、他人に依存してしまうことがあります。

(3)気が利きすぎる

「気が利く」というのは、決して悪いことではありませんよね。ですが、気が利きすぎると、それが依存につながる場合があります。

というのも、空気を読みすぎたり、相手の顔色をうかがいすぎてしまうこと、それが当たり前になることで、自分よりも他人が優先されてしまうことがあります。結果的に、それが人への依存へと繋がっていくのです。

 

3:依存体質の人から依存されやすい人の特徴

「依存されやすい人がどういう特徴を持っているか」ということを、明確にしている研究は、残念ながら見当たりません。というのも、これは、物質への依存で考えるとわかりやすいですが、お酒やタバコなどは依存されやすい物質ですが、“かならず誰からも依存される”とは限りませんよね。

それは、人にもいえるからです。

ですが、一般的に考えられる特徴としては、優しい人、強いリーダシップがとれる人、相手との心理的・物理的な距離が近い人、などが該当するものとして考えられるかもしれません。

 

4:恋愛依存体質を克服する方法

ところで、「恋愛に依存しやすい人」というのがいます。これは、人への依存に当てはまるわけです。では、次の項目で、自分にいくつあてはまるかチェックしてみてください。

・恋人には、いつも私のことだけを考えてほしい

・恋人は、私だけのものであってほしい

・恋人が心の支えになっている

・恋人のことを思い浮かべて元気を出すことがある

・自分に用事があっても、恋人に呼び出されたらかけつける

・恋人との時間を優先させ、自分の時間がなくてもかまわない

・恋人のことばかり考えて、他の事が手につかなくなる

・一人でいるとたまらなく不安になる

当てはまる数が多ければ多いほど、恋愛依存の傾向があるといえるでしょう。では、恋愛依存の人が、それを克服するにはどうしたらいいのでしょうか?

(1)まずは依存の原因を取り除く

恋愛であれ、お酒やタバコであれ、依存する理由を取り除くことが根本的な解決です。その原因とはストレス。日常生活や仕事で生じるストレスを改善することが大事です。そのため、ストレス改善のためにリフレッシュ行動をしましょう。

(2)自分の時間や生活を大切にする

自分がひとりになることを恐れるがゆえに、恋愛に依存してしまうわけです。できるだけ、自分の時間や生活を大切にし、楽しむように努力することが大切です。ありきたりな言葉ですが、“趣味をもつ”というのが大事なことなのです。

(3)人間関係を拡げる

実は、人に依存しやすい人は、人間関係が苦手な場合があります。人間関係が苦手だからこそ、特定の誰かにばかり依存してしまうのです。趣味をもつことが大事といいましたが、趣味を通じて人間関係を広げたりすると、依存から抜け出せるかもしれません。

 

5:まとめ

いかがでしょうか? 本当に依存体質なのであれば、カウンセラーなどの専門家のアドバイスが必要です。

ストレスに由来する依存は、誰しもが陥る可能性があります。心配な人はぜひ、カウンセリングなどを受けてくださいね。