ナルシストの本当の意味や語源は?ナル男の特徴と診断方法

男とは大抵、多かれ少なかれナルシストであると考えてよいかと思います。そしてそれは女性も既にご存じのことでしょう。そのため、問題になるのはそのレベルですよね。今回はそんな男性のナルシスト問題について考えてみましょう。

1:ナルシストの意味は?

(1)ナルシストの正しい意味は?

会話で「あの人はナルシストだ」と言うと、あまりいい意味では捉えられません。ちょっと相手を小バカにするような印象もありますよね。では、正式な意味とはなんでしょう。

ナルシシスト(narcissist)

自己陶酔型の人。また、うぬぼれ屋。ナルシスト。

(出典:デジタル大辞泉/小学館)

正式には、ナルシストではなく「ナルシシスト」と言うようです。ただし言葉としては、ナルシストでも間違いでありません。それでは次の項で詳しく見てみましょう。

(2)ナルシストの語源は?英語で言うと?

ナルシストの語源は、ギリシャ神話に登場する美少年ナルキッソスに由来すると言われています。

ナルキッソスは、誰からも愛される美しい顔立ちをしていたものの、人を愛する気持ちを知らないでいました。しかしふと泉を見下ろしたとき、水面に映る自分の姿を見て、恋焦がれてしまいます。そして、次第に思いは募るばかり。満たされぬ思いに、徐々にやつれていき、そのまま息絶えてしまうのでした……。

そんな、自分の姿を愛したナルキッソスに由来して、自己陶酔という意味の「ナルシシズム(narcissism)」という言葉が生まれました。その、ナルシシズムを呈する人という意味で、「ナルシシスト(narcissist)」となるわけです。

(3)ナルシストとナルシシストってどっちが正しい?

ではなぜ、「ナルシシスト」が「ナルシスト」とも呼ばれるのか。

簡単に言えば、日本人にはそのほうが発音しやすいから。言いやすいので、ナルシストという言葉が浸透していきました。いわば、和製英語のようなもの。

もしクイズ大会に参加して、答えが「ナルシスト」となる問題が出たのなら、「ナルシシスト」と答えたほうが文句なしの正解となるでしょう。

(4)ナルシストの丘って?

「ナルシストの丘」という場所があるのをご存知でしょうか?

筆者の主観ですが、どこか卑猥にも聞こえ、カラダの一部分を例えているかのような言葉にも聞こえますが、日本にそう呼ばれている場所が存在します。

そこは熊本市西区河内町。眼下には有明海が広がり、雲仙普賢岳などが見渡せる絶景の場所。特に夕暮れどきが美しく、あまりの景色の素晴らしさに思わず黄昏てしまい、ナルシストな気分になってしまうのだそう。

ドライブやツーリングで訪れるのには最適。彼と一緒に行ったとき、彼が思わずナルシストになっている姿を見ても、引かないであげてください。

 

2:ナルシストな男の特徴

ナルシストはその特性から、周りに迷惑をかけてしまう場合があるようです。そのため、あらかじめ特徴を知っておくことで、心構えなどの参考になるはず。そこで元No.1キャバ嬢として数多くのナルシストと接してきたライターのナナミ・ブルボンヌさんに、どんな特徴があるのか聞いてみました。

(1)話の内容が自慢ばかり

ナナミ:ナルシストは、とにかく自慢話が多い。「年収が何千万」だの「高級車に乗っている」だの、口から出るのはそんな話ばかりです。自分に才能があって、さらに成功者であることを自負しています。

普通の人なら控えめにするところを、胸に秘めることなく自慢してしまうのがたまにキズです。

(2)カラダを鍛えている

ナナミ:仕事の面だけでなく、プライベートでも完璧を求めるところがあります。

社会的な成功をおさめるとともに、自らの肉体も完璧に仕上げたがる、という特徴があります。そのため、足しげくジムに通い、バキバキに鍛えている人は多いですね。「オレ、脱いでもすごいんです」といったところでしょう。あなたの周りにも、腕の太さを自慢して触らせてくるような男性はいませんか?

(3)肩書きで人を見る

ナナミ:ナルシストは、目標に向かって努力している最中という人よりも、すでに実績のある人を評価する傾向にあります。

女性を見る際も、ただきれいなだけでなく、元モデルなどの肩書きのあるタイプに惹かれます。なので、もしナルシストの男に認められたいのであれば、評価に値する結果を残すことが確実な道かもしれません。

(4)褒められたくて仕方ない

ナナミ:スマホを取り出し、すぐに写真を見せてくるような男性は周りにいないでしょうか。

自分の乗っている車や華やかな交友関係などを写真で見せてくる。それに対して、とにかく「すご~い」と言われたくて仕方ない。褒められることを原動力として生きていると言っても過言ではないかもしれません。

(5)特別扱いを求める

ナナミ:ナルシストは、自分を「優遇されるべき人間」であると思っている節があります。他人と同列では気が済みません。特別扱いを求めてきます。例えば、夜のお店に行ったときも、「あいつには手を握らせたんだから……」とさらなるサービスを求める不届き者も多かったですね。

(6)すぐに他人と比較する

ナナミ:自分と他人を比較して、優劣をつけたがります。他人のことを、自分がいかに優れているかをアピールするための道具に使うことも。それでいて悪びれる様子もなく、自分に対してさらに協力させたりもします。そして当然ですが、得た評価はすべて自分の功績とします。

(7)相談しても他人事

ナナミ:ナルシストは、共感能力に欠けるところがあり、相手の立場になって物事を考えることができません。他人の痛みがあまりわからないんです。だから、なにか相談を持ちかけられても、他人事のアドバイスしかできません。それでいて、自分が苦しいとき、「何で分かってくれないんだ」と理不尽なことを言います。

(8)嫉妬深い

ナナミ:あまり仲間意識というものを持っておらず、友人などに対しても比較対象としての意識が強いです。なので、すぐに嫉妬しまいます。相手が自慢話らしきものをしたら、それに対抗するように話してしまいます。人よりも優位に立っていないと気が済まないのです。

(9)落ち込みやすい

ナナミ:いくらナルシストで自意識が高くても、歯が立たないという相手にぶつかることもあります。すると、すぐにシュンとしてしまう。実は自己嫌悪に陥りやすいところもあります。それを隠そうとするために、普段から傲慢な態度をとってしまうところがあるんですね。こういうタイプは、そこで優しい言葉をかけてあげると意外にもすんなりと手玉に取ることができます。

 

3:あなたの彼は大丈夫?ナルシスト診断項目

上記の特徴分析をもとに、ナルシストについての考察をおこない、診断項目として10個ご用意してみました。果たして、あなたの彼はいくつ当てはまる? もしくはあなたもナルシスト……?

(1)自分に自信がある

たいていの人は、「自分に自信がない」と言います。しかし、中にはそんな気持ちがまったくわからない、自信満々な人物もいますよね。こっちこそなんでそんなに自信があるのか、わからないような人。それが、ナルシストです。

(2)すぐに自慢してしまう

褒められたり、ちょっとした成功をおさめたりしたとき、周りを気にせず喜んでいませんか? もしかした周りにガッカリと落ち込んでいる人がいるかもしれません。嬉しいのはわかりますが、ほかの人の気持ちを考えず、自分の感情のみで行動してしまう人は敵を作りやすいものです。

(3)完璧主義

何かものを作ったり、目標を成し遂げたりしようとするとき、小さいことが気になってしまうことはないでしょうか? ただゴールすればいいというものではなく、完璧に仕上げてこそ意味があると思っている。小さいことだからと目をつむってしまうと、気になって眠れなくなる……なんて症状もあるかもしれません。

(4)ブランドに弱い

ブランドや肩書きに弱い人って、いますよね? 世間にその名が知れ渡っていて、誰もが欲しがるようなものなると、それが欲しくて仕方なくなってしまう。逆に言うと、自分はそれだけ価値のあるものを持つべき人間だと、思っているところもあります。反面、世間が全然知らないブランドになんて目もくれない。人についてもそうで、駆け出しのクリエイターになんて、見向きもしないんでしょう。

(5)チヤホヤされても嬉しくない

誰でも、周りからチヤホヤされたい。嬉しいし、もっと頑張ろうと思います。でもナルシストはチヤホヤされるのが当たり前だと思っています。

自分は称賛に値する人間だと自負している。なので、中途半端なチヤホヤなど意に介しません。そういう人にとっては、過剰なくらいがちょうどいいんです。

(6)サービスを当たり前に受け入れる

食堂のおばさんに、おかずを1品おまけしてもらった……そんなささやかなサービスは嬉しいし、感謝しますよね。しかし、ナルシストはそんな扱いにあっという間に慣れてしまう。そうされるのが当然と思っていて、もっと過剰なサービスを求めるようになります。特別扱いされて当然だと思っている人は、かなり図太いのです。

(7)友だちなら助け合うのは当然だと思う

友だちであれば、困ったときは助け合うもの。それこそが友だちの定義と言ってもいいでしょう。しかし、助けてもらえるのが当然だと思うのはどうでしょう。もしかしたら、心のどこかに相手を下に見ているところはないでしょうか。それに、当然だと思えば感謝の思いも薄れます。そういう人は、友だちという名を借りて、人を悪用しかねません。

(8)相談をされない

友だちはいるのに、あまり相談を受けない、ということはないでしょうか? それどころか、あまり真剣な話もされたことがない、なんてことも……。もしかしたら、友だちはあなたに共感してもらえない……と思っているのかもしれません。それは友だちではあるものの、乗り越え難い高い壁があると言えるでしょう。

(9)人の成功を見ると燃える

人が何かを成し遂げ、成功する姿を見てどう思うか。「すごいな……」と感嘆するのみか。「俺もやってやろう……」と意気込むのか。人の成功を見て、自分も頑張ろうと思うのは、やはりどこかに嫉妬があるから。その思いが強い人ほど、「なにくそ!」と強く激しく燃え上がります。

(10)初対面の人に嫌われやすい

初対面でいきなり心を開くというのは難しいこと。最初は誰でも体よく接します。しかしナルシストは、人を品定めするような言動をしがち。するとそれが相手にも伝わって、印象が悪くなります。でも、それは自分の感情を包み隠さずに出しているということ。ある意味、素直な行動であって、必ずしも悪いことではありません。

 

4:ナルシストは悪い奴ではない!

デート中、ガラスに映る自分の姿を見てウットリしているようなナルシストとお付き合いしている方、周りからヒソヒソと陰口を叩かれているかもしれません。

でも、ナルシストは決して悪人ではありません。だって、感情が行動に出してしまっているのは、裏表のない証拠。付き合い方さえちゃんとコントロールできれいれば、問題はありません。もし周り胃非難されたなら、「ナルシストで何が悪いの!」と言い返してやりましょう。

 

【取材協力】

ナナミ・ブルボンヌ・・・元No.1キャバ嬢のライター。スポーツ新聞などでライターをするかたわら、ネットショップでレディースウェアやコスメも取り扱っている。『キャバ嬢とヤレる極意』の著者。