結婚と子供の関係性…「結婚はしたいけど子供はいらない」は幸せになれますか?

「結婚」と「子供をもつこと」は、今の社会においても、当たり前のようにつながっていると思われがちですよね。でも実際は夫婦の考え方次第。欲しいと思ってすぐ授かれるものでもないし、時間的な制限があるのも事実。今、子供はいらないと思っていても、将来後悔しないのか……。そこで今回は、結婚したけど子供はいらない人の心理とエピソードをご紹介します。

1:結婚して子供がいないと不幸?

結婚してしばらくたった夫婦に子供がいないと、おせっかいな人たちは

「不妊なのかな」

「セックスレスなのかな」

なんて噂話に花を咲かせたりします。

でも実際問題、子供を一人前に育てるまでには、信じられないくらいお金がかかりますし、世話に時間がとられ、それまで楽しめていた趣味の時間も、夫婦ふたりの時間も激減します。

本当にそれが幸せなのか……。日々に疲弊して、家族の愚痴や文句しか言わなくなってしまった夫婦をみていると、筆者はむしろ、子供をもたずしていつまでも仲良くお互いを思いやれるカップルのほうが、よっぽど絆が強い気がします。

「子は鎹(かすがい)」という言葉がありますが、子供たちがいるから別れないという夫婦が一定数います。逆に言えば、子供さえいなければ、とっくに別れてしまっているカップルも山ほどいるのです。

子供がいない仲良し夫婦は、そもそもふたりだけで十分なのであり、ふたりでいる意味を絶えずふたりの関係性の中にもっていられるカップルといえるのではないでしょうか。

 

2:結婚はしたいけど子供はいらない…と考える女性の心理5

(1)成し遂げたいことがある

「私には叶えたい夢があります。自分の夢を抱えながら子供を作ったら、無責任になってしまうと思うから、結婚しても子供は欲しくありません」(Aさん・30代女性)

結婚をして子供を産み育てるのも素晴らしいことです。

でも自分が成し遂げたいと思っていることが明確なら、それを目指して生きるのもまた人生です。だって、子育てだけが女の人生ではないですから。

(2)子供が生きる将来が不安

「自分がいろいろ苦労して来たので、子供が同じようにこの社会の中で生きていくのを想像すると怖くて、子供を持てない」(Sさん・40代女性)

世の中の厳しさを身をもって体感してきた人は、自分の子供が生きる未来を考えて悲観的になってしまう場合もあるようです。

(3)子供を育てる自信が無い

「自分自身が一人前とは言えない状態なので、ひとりの人間を立派に育てあげられるということがまったく想像できない」(Tさん・20代女性)

ある意味、責任感が強いともいえるこの発言。何も考えずに子供をもってしまうよりは、ずっとましなような気もします。

でも、初めから完璧に親になる準備ができている人なんていません。親もまた、子供を育てながら、親になっていくものなんですよね。

(4)夫とふたりがいちばん

「夫が大好きなので、ふたりの時間を何より大切にしたいんです。大好きな夫の子だからこそ欲しいんじゃないの?と聞かれるけど、多分、私は子育てをしたらいっぱいいっぱいになっちゃうタイプだから……。今のままがいいかな」(Nさん・30代女性)

子供ができると、子供の世話に追われて、どうしてもパートナーとふたりきりの時間というのは、限られてしまいます。

新婚で子供を授かった場合はとくに、夫婦の共同生活を試行錯誤で組み立てるのと、子育てでもっとも大変な時期が重なります。そして、子育てが一段落したと思ったら、いつの間にか夫婦の愛が冷めてしまっていた……なんていう状況に陥る人も少なくありません。

子供ができたとしても、夫婦の時間を大切にしたいものですよね。

(5)経済的に厳しい

「夫も私も稼ぎが少ないし、将来確実に上がる見込みもないので、経済的に子供をもつことは厳しいと思っています」(Hさん・30代女性)

現実的な問題として、子供が生まれれば、夫婦ふたりのときよりお金がかかります。お金をあるだけ自由に使ってしまっていたり、そもそもギリギリの生活を送っている場合、節約を強いられたり、さらに生活が厳しくなってしまうという場合もあります。

 

3:結婚しても子供はいらないんだけど…実際幸せ?子供なし夫婦のエピソード3

(1)いつも守ってくれる夫…結婚して良かった!

「義理の両親から、いつも“子供は子供は”と言われていたけど、それにキレた夫が“それ以上言ったら、親子の縁を切る!”と言ってくれた。私は自分たちで決めたことだし、義両親の気持ちもわかるな~くらいに思っていたけど、やっぱり嬉しかった」(Tさん・30代女性)

夫が自分を大切にしてくれる。それが何よりですよね。

 

(2)子供はかわいい…でも姪っ子で十分!

「子供はかわいい! でもかわいい姪っ子をただ無責任にかわいがる程度が自分には合ってるみたい。だって、心からかわいいと思っているのに、姪っ子が帰った瞬間、やっぱりホッとするから」(Kさん・30代女性)

子供を育てるって、「かわいい」だけでは終わりません。命を預かるということです。そこには大きな責任が生まれます。また、時間もお金も注ぐことになります。

そして、子供は従順なわけではありません。こちらの思い通りにならないことのほうが多いでしょう。さらに、ケガや病気はもちろん、いじめや恋愛関係などなど、心配ごとだって急増します。

「子供が嫌いなわけじゃないけど、親族の子供たちと数時間遊ぶくらいが自分には合っている」という人がいたって不思議ではありません。

(3)受精卵は保存してある

「夫とは子供はいらないということで合意してるけど、将来気が変わらないとも限らないので、受精卵を保存している」(Mさん・30代女性)

「3年前の自分は他人」なんて言葉があるほどに、私たちの考えは、そのときの生活環境や社会によって、かわっていきます。10年後も同じ気持ちでいるとは限りませんよね。

今は、受精卵を保存しておける時代。子供がいる夫婦でも、将来もう少し余裕ができたらふたりめを……と考え、受精卵を保存しているカップルもいます。

 

4:結婚と子作りはイコールじゃない

結婚したら子供をもつのは当たり前……ではありません。また、子供がいるから幸せ、いないから不幸ということもないですよね。往年の大女優の子供が、40歳を過ぎて覚せい剤で逮捕されて……なんていう話だって、それほど珍しくはありません。

しかし、結婚したのに子供をもたない、子供がいないというと、周囲からやいのやいの言われる現状があるのも事実。一方で、当人としても「今はいらないと思っているけれど、将来、考えが変わるかも」と思う人も少なくありません。そして、そのために対策を講じている人もいます。

子供をもたないことも、もつことも、覚悟がいることです。どちらがいいということではなく、夫婦の形のひとつです。くれぐれも外野は、自分の価値観だけで判断せず、人の家庭や人生観に無用に口を挟んだりするのを慎みましょうね。