方言「したっけ」の意味は?「したっけ」だけじゃない北海道の方言5選

「したっけ」とは北海道の言葉で「じゃあね」「またね」という意味。同じ日本国内でも、方言は地域によって大きく変わります。北海道は比較的標準語に近いと言われていますが、地域特有の方言もあるんです。そこで今回は、北海道弁として広く知られている「したっけ」にを中心に、道産子の筆者が詳しく解説していきます!

1:「したっけ」「したっけね」の意味は?

「したっけ」とは、「ばいばい」「そしたら」という意味があります。誰かとサヨナラをするとき、「ばいばい」ではなく「したっけね」と言うのです。また、文と文をつなげる接続詞としても使い、2通りの意味を持つ方言です。

 (1)「したっけ」「したっけね」は北海道の方言?茨城での使用も…

「したっけ」という言葉は、北海道の方言として有名ですが、道内だけでなく、東日本の方言として茨城県や山形県でも使われています。しかし同じ「したっけ」という言葉でも、地域によって使い方や意味合いは違います。

先ほどもご紹介したように、北海道の「したっけ」は、「ばいばい」「それじゃあ」といった意味で使われますが、茨城県や山形県は「そうしたら」という接続詞として使っています。

(2)「シタッテサッポロ」「したっけラーメン」とは?

札幌には、新しいランドマークとして、「シタッテサッポロ」というビルがあります。

「シタッテサッポロ」は、北海道の方言である「したっけ」の響きに、「SIT(座って)+ ATTE(逢って)」という言葉を合わせた造語を用いてネーミングさせました。地下1階が「札幌駅前通地下歩行空間」という、札幌市営地下鉄南北線さっぽろ駅と地下鉄大通駅とをつなぐ地下歩道に連結しており、アクセスが便利です。

2Fまではレストラン店やショッピングが楽しめるテナントも入っていて、道民の新しい憩いの場になっています。

またかつては、日清食品から「したっけラーメン」という袋入りラーメンも北海道で販売されていました。札幌ラーメンらしく、味噌バター味のインスタントラーメンでした。

北海道の方言「したっけ」からつながる建物や商品があるということが、道内でこの言葉がどれかけ浸透しているのかを表していますね。

 

2:「したっけ」だけじゃない!北海道のかわいい&有名な方言5つ

北海道の方言は「かわいい!」と言われることが多いです。北海道は広大なので、土地面積が大きい分、性格も大らかになり、方言も柔らかい印象を与えるのでしょうか? 「したっけ」という方言にも、「かわいい」と言われることがあるほどです。

しかし、北海道の方言はこれだけではありません。「したっけ」以外の方言もあるのです。有名な北海道の方言とそれらの意味をご紹介いたします。

(1)しばれる

冬は0度以下になるという北海道であるからこそ生まれた言葉。「すごく冷え込む」という意味です。寒い朝にクルマの窓ガラスが凍っていたときや、気温がマイナス10度になったりなど、すごく冷え込んだときには「今朝はしばれたなー」「クルマがしばれてるから暖まるまで待ってて」などというように使います。

(2)かっちゃく

「ひっかく」という意味で使います。「カサブタかっちゃいたら。また血出てきちゃった」、「ここかっちゃかれて痛い……」など。自分でひっかいた、誰かにひっかかれたというとき以外にも、痒いところを掻くときにも使われます。

(3)ちょす

物を「触る」というときに使います。「パソコンちょしてたらさー」、「そこちょさないでくれる?」などなど。ただ触るという意味だけではなく、壊れた物を直すというときにも使えます。

例えば、「ちょしてたら直った」という使い方。これは、どうにかして直らないかという目的で触っていた、ということになります。

(4)しゃっこい

これも寒い地域である北海道ならではかもしれませんが、「冷たい」という意味で使われる言葉です。しかし「かき氷がしゃっこい」「ビールがしゃっこい」とはあまり言いません。

どちらかと言えばネガティブなニュアンスです。例えば、手を洗おうとしたら、思った以上に水が冷たかったというときなどに「この水しゃっこい」と言います。

(5)〇〇さる、〇〇さった

「押ささる」「引っ張らさる」「書かさる」など、自分が意としていないことが起こったときに「〇〇さる」と言うことが多いです。「ボタンにぶつかって押ささった」「ボールペンの芯が出ていて指に書かさった」など。

「〇〇さる」という言葉の中には、「そのつもりじゃなかったんだけど」という言葉が含まれているということです。

 

3:聞いて使って楽しい北海道弁!

不思議な発音に変換される北海道の方言。ちょっと訛っているだけであれば、そんなに気にしなくても通じますが、「ちょす」「しばれる」などといった言葉は、簡単に解読できるほど簡単ではありません。

北海道には、開拓期に他の地域から人が集まったと言います。その成り立ちのとして、方言もいろいろな地域から移住してきた人たちの集まりであったことの表れであるのかもしれませんね。