浮気後の再構築できる夫婦とできない夫婦、その決定的な違い

パートナーの浮気が発覚したとき、夫婦はどうなるでしょう。離婚を選択する人たちもいれば、関係を修復しようと努力する人たちもいます。その違いはどこにあるのでしょう。そして関係修復って本当にできるのでしょうか。そこで今回は、浮気問題が勃発した夫婦のその後の関係に焦点を当て、実際の夫婦のエピソードをふまえてご紹介したいと思います。

1:嫁の浮気後からの再構築ってできる?

(1)妻の浮気のほうが再構築しにくいのはなぜ?

「男性には狩猟本能があるから常に女性(メス)を求める(だからしかたがない)」なんて聞いたことはありませんか。「狩猟本能」なんていうのは浮気男のゲスな言い訳ですが、実際、男の浮気は一過性のものが多いです。いわゆる体だけの遊びというものですね。

しかし、女性が浮気をするときは、浮気相手に恋心を抱いているなど、新しい相手に気持ちが動いていることが多いんです。

(2)浮気からの再構築をまとめたブログも人気です

浮気をした、もしくは浮気をされたという話は、仲のいい友達にはなかなか打ち明けにくいもの。仲がいいからこそ、「非難されたくない」と思ったり、「浮気されたからといって同情されたくない」なんていう心理も働いてしまうのかも。

だからなのか、浮気発覚から夫婦関係を再構築した人、または再構築中の人のブログが人気のようです。「夫婦関係 修復」「夫婦関係 回復」などのキーワードで検索すると、そういったブログがたくさん確認できるので、再構築に関する経験者のエピソードを読むことができます。

 

2:妻の浮気……私たちはこうやって再構築しました

ここからは、妻の浮気が発覚した後、夫が再構築のためにどんな行動をしたのか。浮気をされた経験がある夫たちのエピソードをご紹介します。

(1)それでも愛しているという気持ちを伝えた(30代/公務員)

「うちの場合は、妻が自ら浮気を打ち明けてきました。最初は許せなかったけれど、妻を好きな気持ちは強かったし、妻もやり直したいと言ってくれたので、その言葉を信じて関係修復を決めました。

まずは妻を愛していることを素直に伝え、どうして浮気することになったか洗いざらい話してもらうことから始めました。妻の言い分にも理解できることがあり、次第に冷静に受け止められるように。話し合うと、案外理解できるものですね、お互いに」

(2)双方の家族を巻き込んで事の重大さを認識させた(20代/金融関係営業)

「妻の出来心で浮気。浮気がバレてからもあまり反省する様子もなかったので、両方の親に事情を話し、家族を巻き込むことで、事の重大さを理解してもらいました。場合によっては離婚も……と視野に入れましたが、離婚するのは簡単なこと。好きで結婚したのだから、もう一度だけ頑張ってみようということに。

妻の要望をできるだけ聞き入れ、夫婦ふたりの時間をもっと大切にするように心がけています」

(3)子どものために離婚はしないことを話し合った(30代/自営業)

「子供が小さいうちは離婚しないほうがいいという結論から、妻を許す形で再構築することに。妻は罪を償うため、一生懸命に良い妻、良い母親になろうと努力してくれています。

浮気発覚直後は、妻を女として見れなくなり、人間としても信用できなくなったときもありましたが、頑張ってくれている妻を見ていると、この先前向きに関係を修復しようと思えます。誰でも一度は間違えることがあるので、すぐには許せなくても、その後の行動で判断するのも大切かなと感じています」

(4)1年間の猶予を決めて離婚するかしないかを決めることに(30代/法律関係)

「妻がどうしても離婚したくないというので、1年間の期限を決めました。1年間はこれまで通りの生活を続け、1年後、お互いがやっぱりもう無理だと感じたら離婚する、という約束で。

もうすぐ1年が経ちますが、今のところ妻に怪しいそぶりはないし反省もしているよう。こちらにも少なからず愛情があるので、離婚は先延ばしにしようかと思っています。まだ完全には信用できていませんが……」

(5)できることから少しずつ(20代/建築関係)

「妻の浮気は、私が仕事に没頭しすぎて家庭を顧みることができなく、寂しい思いをさせていたことが原因でした。妻は離婚を望んでおらず、私の仕事と家庭への関わりを替えてほしいと望んでいたことを知って猛省。再構築のため、まずは仕事とプライベートはしっかり分け、家に帰れば仕事は一切しないようにしました。

仕事で抱えているトラブルや悩んでいることも妻に話し、仕事でどういうことが起きているかということを妻に共有することで、妻には“これまでよりも安心して仕事に送り出すことができる”と言ってもらえるようになりました。小さなことですが、少しずつ改善しています」

 

3:夫が浮気……再構築を成功させるための努力

続いて、夫が浮気をした場合に、再構築するために妻はどんな努力をしているのでしょうか。浮気された妻の意見をご紹介します。

(1)夫にペナルティを与えて気持ちの折り合いをつけた(20代/食品会社勤務)

「浮気を知ったときは一生許せないと思いましたが、夫のことを愛しているし、別れる決心もできなかったので、彼にペナルティを与え、制裁を受けてもらうかわりに、私も気持ちに折り合いをつけようとしました。

彼の親や兄弟に自分から話して、みんなで彼を責め立てることで立場をなくさせ、また女友達をすべて切らせました。そして、私がいいというまで男友達や同僚との飲み会も一切禁止に。彼はその約束をすべて受け入れてくれたので、今は浮気の話はなかったこととして、仲良くやっています」

(2)相手への不満を洗いざらい話し合った(20代/IT関係)

「私の仕事が忙しく、家庭をおざなりにしていたことが原因で、夫が浮気。“離婚かなぁ”と一度は覚悟しました。でも、話し合いをしているうちに、気持ちを洗いざらいぶつけることができ、相手の本音を初めて聞くともできたので、“こうすればよかったね”と改善点が次々に浮かんで、前向きにやり直そうということになりました。

今は私も仕事量を減らし、夫には不満を溜め込まず口に出してもらうようにして……と少しずつ努力しています」

(3)カウンセラーに相談した(30代/専業主婦)

「デキ婚の私たち。勢いで結婚して、子育てが始まったので、夫に浮気されるまで、夫とちゃんと話し合った経験がなかったことに気づきました。

浮気したことについて夫は謝ってはくれたけど、とにかく何をどう話せばいいかわからないし、気持ちを納める方法がわからなかったので、夫婦でカウンセリングを受けることを決めました。

カウンセラーさんに気持ちを伝えることで頭の中が整理できたし、これから夫婦でどうやっていけばいいのかなんとなくわかりました。簡単に離婚しなくてよかったと思っています」

(4)条件付きで、関係修復に向けて努力中(30代/専業主婦)

「夫は会社の同僚と2年間も不倫をしていました。許してほしいというので、その代わりに、お小遣い減額、SNS禁止、私も知っている人がいる集まりにしか参加しない、離婚届にサインをして私が持っておくという条件をつけて、夫婦関係を継続しています」

(5)最低限のことをできるようにする(30代/IT関連営業企画)

「恥ずかしながら、自分の実家はいつも汚く散らかっていて、家族みんながそれに対して疑問を抱いてこなかったことに結婚して初めて気づきました。いつも部屋が散らかっていて、お風呂やトイレもきれいとは言えないし洗濯物もぐちゃぐちゃ。正直、私が“夫が帰りたくない家”を作っていたのですから、今思えば浮気されてもしかたがないとさえ思います。

夫は浮気したことを悪いと思ってくれていましたが、このままではダメだと思い、友人に相談して、家事をイチから教えてもらいました。夫にも努力している姿を見てもらうことで、夫婦関係をもと通りにしようと頑張っています」

 

4:再構築のはずが、失敗してしまった夫婦たち

(1)同じように浮気をした(30代女性/接骨院受付)

「同じ思いをすればきっと私の気持ちがわかるだろうと思って、男友達と浮気をしました。堂々と言ってやったら、彼が逆上して、取り返しのつかない状態に。今、離婚に向けて協議中ですが、今は本当にバカなことをしたと思っています」

(2)笑い話にしようとして友達に暴露(30代女性/専業主婦)

「夫が浮気をして数か月経ったころ、いっそのこと笑い話にすればもっとギクシャクしなくなるんじゃないかと思ってと、家族ぐるみで仲のいい友人同士が集まったときに彼の浮気を暴露したんです。でも、あとから“わざわざ終わったことを蒸し返して、どういうつもりだ!”と夫に怒鳴りつけられました。

私は浮気をした夫に発言権はないと思っていたので謝るつもりもなかったのですが、後日、“信用できない”と言われ、別居することになりました。人として信用できないのはどっちだよ!」

(3)後輩がうっかり口を滑らせて……(20代男性/不動産関係)

「数年前に不倫で大揉め。なんとか元通りの関係に戻れたころ、会社関係のBBQに夫婦で参加したときに、後輩が妻にむかって「〇〇さんでしたっけ?」と別の女性の名前を言ったんです。

しかもその女性は、過去に妻にバレた不倫相手とはまた別の女性。実はそれ以外にも結婚後に浮気をしていたことがあり、たまたまそれを後輩に話したことがあって、後輩はうっかり妻の名前と彼女の名前を勘違いして覚えていたよう。そこからの修羅場は、ご想像にお任せします……」

(4)黙って許せばいいと勘違い(40代男性/飲食業)

「妻が不倫していたんですが、別れたくはなくて。なんとか関係を修復しようと、彼女のいうことをできるだけ聞き入れるようにして、家事も育児も今まで以上に協力して、彼女のしたことを責めずに黙って許しました。

でも、しばらくして彼女が別れてほしいと言ってきました。理由は“もっと叱ってほしいし、引っ張ってほしかった。責められず、無関心なのがイヤだった”とのこと。黙って許すだけじゃ、女性はダメなんですね」

 

5:再構築を阻む……サレ妻&サレ夫の心理

「浮気したんだから問答無用!」「浮気したくせに口答えするな!」浮気をされたほうは、怒りや失望によってこうした気持ちを抱きがちです。関係修復を試みたとしても、こうした気持ちを抱いたままだと、無意識に相手に対してつらく当たったり、責め続けてしまうことも。

再構築をしたいなら、浮気をしたほうが自分の罪を認め、なぜそうなったか、どこに原因があったのかを夫婦ふたりで話し合うことが重要です。

浮気は夫婦どちらかだけの問題ではなく、夫婦ふたりの問題だと認識することで前向きに進んでいく糸口が見つかるかもしれません。

 

6:別れるのは簡単で再構築のほうが難しい

離婚をするのは簡単です。再構築は、悲しい思い出や過去の幸せだったころの記憶が蘇り、複雑な思いが交錯するので、精神的にとてもつらいなるかもしれません。

しかし、今できる限りの努力をしてみることで、もし結果的に離婚するということになったとしても、後悔は少なくなるかもしれませんね。