結婚式のお車代の相場は?親族や友人へのお車代の相場と封筒の書き方&渡し方

結婚式で渡す「お車代」とは、受付や主賓、祝辞をお願いしたゲストへのお礼や、遠方からのゲストへの交通費のこと。では、そんなお車代の相場っていくらなのか、ご存じですか? また親族や友人といった関係性で、お車代の相場って変わるのでしょうか? さらに渡す際の封筒の書き方や渡し方は……? そこで今回は、気になる疑問にお答えします。

1:そもそも結婚式のお車代とは?

そもそも「お車代」とは、どういうものなのでしょうか?

辞書で調べてみると、下記の通りでした。

くるま‐だい【車代】

1 車を買ったり借りたりした代金。

2 車に乗ったときに支払う料金。車賃。

3 (「お車代」の形で)交通費の名目で支払う若干の謝礼金。「お車代にでもしてください」

(出典:小学館デジタル大辞泉/小学館)

結婚式のお車代は、この3のこと。交通費として支払うお金のことです。

結婚式に参加する場合、遠方からの参加をお願いすると、他のひとたちよりもお金がたくさんかかってしまいますよね。結婚式に参加いただくゲストの負担を減らし、より気持ち良く楽しんでもらうためにも、お車代の配慮は必須です。

また、スピーチや余興を頼んだ友人、主賓の方などには、遠方からの参加ではなくても「お礼」の意味を込めたお車代をお渡しすることもあります。

マナーや相場を把握し、しっかりと準備を進めましょう。

 

2:距離によっても違う!親族や友人への結婚式のお車代の相場5つ

お車代の相場って、どのくらいなのか気になりますよね。距離によって変わるのはもちろん、相手との関係が親族なのか友人なのかによっても異なります。まずはさまざまなゲストの相場をご紹介します。

(1)受付をしてくれた人

知らない相手とたくさん接さなければならない受付は、気遣いも必要ですし、労力もかかります。新郎新婦のためにと快く引き受けてくれた友人にはお車代を渡す場合も少なくありません。

その場合の相場は3,000円~5,000円ほど。またお車代を渡すときに、何かちょっとしたプレゼントを一緒に渡すのも一般的です。

(2)遠方からのゲスト

結婚式へ参加する場合、女性ならばドレスやバッグ、靴などを準備し、髪をセットし、ご祝儀も準備して現地まで移動。さらに場所や時間帯によっては宿泊までしなければなりません。

当然、近距離の結婚式に参列するよりも大変ですし、大きな出費を伴います。そんな遠方からのゲストには「交通費の全額」をお渡しできるのが理想です。しかし、余裕がない場合などは「交通費の半額以上」を渡すのが無難。この場合は、キリの良い金額を包みましょう。また「交通費か宿泊費のいずれかを負担するなど事前に相談」という方法もあるようです。

ただし、「以前、相手の結婚式に出席し、全額交通費をもらった」という場合は、差をつけないように同じように全額負担するのがスマートです。

(3)主賓・祝辞をお願いした人

この場合の相場は、1万~3万円ほど。こちらからお願いして、出席していただいたり、祝辞をいただいているので、お車代の相場は多めになります。感謝の意味を込めてお渡ししましょう。

(4)親族

親族へのお車代は、親せき同士で決まっている暗黙のルールに従うのが安心です。両親などに相談して決めましょう。

お互いさまだから支払わない、遠方の場合だけ●万円支払うなど、親族ならではのルールがあるかもしれません。「一般的にはこれくらいだから……」と勝手に振る舞うのは避けたほうがいいでしょう。親族の中の相場観と離れていた場合、

これからも長く付き合っていく親族なので、親しくともマナーを忘れずに。

(5)スピーチや余興をお願いした友人

スピーチや余興をお願いした友人へのお車代は、3,000円〜3万円程度が目安です。例えば、カメラ撮影や生演奏をお願いした場合には1~3万円程度。スピーチ・余興・ブライズメイドなどをお願いした場合には3,000~5,000円または品物というように、場合によって金額が変わってきます。

スピーチや余興の内容が素晴らしかったりプロ並みだったり、かなりの時間や労力がかかることが予想できたり、強くお願いして引き受けてもらった場合などは、多大な感謝の気持ちを込めて1万円以上お渡したいところです。  

忙しい合間を縫ってスピーチの原稿を一生懸命考えてくれたり、余興の練習をしてくれたり。そんなありがたい友人には、しっかりとお車代で感謝の気持ちを示しましょう。

 

3:結婚式のお車代の封筒選びの常識3つ

お車代の相場から、招待客それぞれに渡す金額が決まったら、次は封筒の準備が必要です。封筒も、そのあたりの茶封筒でいいわけでなく、マナーや常識にそったものを選びましょう。

その中で、手作りの封筒を利用したり、かわいい封筒をチョイスするのは、もちろんOKですよ♡

(1)祝儀袋

祝儀袋に入れて渡すのは、お車代が「数万円以上」の場合です。

飾り紐である「水引き」と、「のし」が付いたご祝儀袋を使いましょう。封筒に印刷されたものは避けましょう。

(2)略式の祝儀袋

次に、略式祝儀袋に入れて渡すのは、お車代が「1万円以上」の場合です。

「水引き」や「のし」が印刷されているタイプが多いようです。

また最近では略式の祝儀袋を手作りするカップルも。ふたりらしい祝儀袋を作成するのも楽しいですね。Instagramなどで検索すると、素敵なものがたくさん見られますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

(3)ポチ袋

お車代が「1万円以下」の場合はポチ袋に入れて渡しましょう。

金額と封筒のバランスが重要です。祝儀袋よりも小さいサイズで、簡易なものになります。かわいらしいポチ袋を使ったり、オリジナルで作成する花嫁さんもいらっしゃいます。当日、不意のお礼のために、多めにポチ袋と新札の千円札を準備しておくと安心です。

 

4:結婚式のお車代の封筒の書き方&お金の入れ方

お車代の封筒と金額が決まったら、記入をしてお金を入れます。金額と封筒が決まった時点で、ついつい安心してしまいがちですが、ここにもマナーがたくさん。油断大敵ですよ!

(1)封筒の書き方

まず封筒の表書きは、封筒表面の中央上方に「御車代」と記入。また略式の封筒のご祝儀袋の場合、あらかじめ印刷されているものも多く「御礼」「寿」と書かれたものを使うこともあります。

中央下部には、新郎新婦の名字を記入しましょう。右に新郎名字、左に新婦の名字(旧姓)を記入。名前をフルネームで書いてしまわないように注意してください。

結婚式当日にお車代を渡す場合は、前述のように右に新郎名字、左に新婦の名字(旧姓)を記入しますが、お車代を後日渡す場合はまた書き方が異なります。その場合は、ふたりの新姓だけを記入します。

「誰に渡すお車代かわからなくなってしまいそう……」なんていう場合は、付箋を利用すると安心です(剥がれやすいので注意!)。渡す相手の名前を記入した付箋を封筒に貼っておきましょう。相手に渡すときは、サッと付箋を外すのもお忘れなく。

また記入する際は、筆ペンや毛筆を使うのがマナー。ボールペンなどはNGですよ。

(2)お金の入れ方

まずは、新札を準備しましょう。

そして封筒にお金を入れる向きは、お札の肖像画が書かれている面を上に、肖像画の部分が最後に入るようにします。

ちなみにポチ袋に入れる際は、お札は三つ折りにして入れます。肖像画が書かれているほうを上にして置き、まずは左側を3分の1の部分で折り、次に右側を折ります。丁寧に、なるべくきれいに折ると見た目も美しいです。

 

5:結婚式のお車代の渡し方で気をつけること5つ

お車代の準備がばっちり整ったら、あとは相手に渡すだけです。しかし、渡し方にも気をつけないといけないことがあります。最後まで気を抜かずに注意しましょう。

(1)渡す人は…

受付で渡しても大丈夫です。結婚式の参加の受付の際に、名前を確認し、受付を頼んでいる友人に一緒に渡してもらうとスマートです。

ただし、主賓の方などには、両家どちらかの親からお渡しするといいでしょう。そっと目立たないように声をかけ、名前を確認し、お礼の言葉と一緒にお渡ししましょう。

受付で渡す人、結婚式と披露宴の間の歓談中に親から渡す人など、ゲストによって対応が異なるので、受付の友人や親とは事前にしっかりと打ち合わせを。

(2)間違わないように

お車代は相手によって金額が変わってくるため、渡し間違いには厳重に注意が必要です。

受付の友人に頼む際にも、間違わないように名前を確認してもらったり、付箋でしっかりと渡す相手がわかるようにしておくなどの配慮を! 封筒に名前を書かないことが多いので、丁寧に確認しましょう。

「新郎の友人の●●さんですね」など、誰のどんな関わりの人なのかまで確認すると、聞き間違いなども防げて安心ですよ。

(3)タイミング

受付のタイミングや披露宴が始まる前に渡すのか、披露宴の最中に渡すのか、披露宴が終わったあとに渡すのか、事前に決めておきましょう。

ただし「披露宴が終わったあとに渡す」というのは、いつのまにかゲストが帰ってしまったり、見失ってしまったりして、渡しそびれてしまう場合があります。そのため、避けたほうが無難かもしれません。

お車代は、参加してもらったゲストには結婚式当日に渡すのがマナーです。

余裕のあるタイミングで、誰が誰に渡すのか、細かいところですが確認をしっかりと。お車代に関するリストなどを作成し、確実に漏れがないように工夫するのも有効ですよ!

(4)平等に

遠方から来た友人か、主賓か、などによってお車代が変わってくるのは先に述べた通りです。

しかし、同じ「北海道から東京に来てくれた友人」など、条件が同じ場合は、同じ金額になるように平等にお車代を準備するのがマナー。もちろん、「以前参加した相手の結婚式でお車代を全額出してもらった●●ちゃんにだけは、全額支払わないと!」といった配慮はOK。

トラブルを避けるためにも、平等を心がけましょう!

(5)ゲストによっては事前に

遠方からのゲストで、交通費が高額になりそうな方には、「交通費を負担するのかどうか」や「宿泊費用を負担するかどうか」などについて、事前に伝える配慮も必要です。

交通費の心配を軽減できるのはもちろん、宿泊費が出るかどうかによっていつ帰るかなど、日程の調整が必要な方もいらっしゃいます。また宿泊費用は出さないけれど、ゲストが宿泊するためのホテルを新郎新婦が確保するといったパターンもあります。

ゲストが飛行機の予約などをしてしまう前に、なるべく早く伝え、相談しましょう。

結婚式の準備はたくさんすることがあって忙しくなって、ついつい抜けてしまいがちですが、ゲストの細かいところまでしっかりと配慮と準備をし、素敵な結婚式を迎えましょう。

 

6:まとめ

結婚式に来てもらう際のお車代についてご紹介しました。

何よりもまず、来てくれた相手への思いやりや気持ちが大切です。マナーを守って、気持ち良く結婚式に参列してもらえるよう細かい点まで配慮できると素敵ですね!