妊娠にも相性ってあるの?妊活を始めてからすぐ妊娠した女性の特徴

妊娠とは思い通りにいかないもの。希望どおりに子どもに恵まれない夫婦がいる一方で、望んでいないのにうっかりできてしまうパターンの男女も。しかもそれが、たった一夜限りの関係だったのに……という場合もあります。もしかしたら、妊娠のしやすさにも、相性というのが関係しているのかもしれません。そのあたりのことを、ドクターに取材をしてきました。

1:妊娠にも相性がある?

妊活に励んでいても、なかなか妊娠することができず、悩んでいる夫婦の話を耳にする機会も多いです。一方で、妊活をしていると意気込むことなく、するっと妊娠をした、という話を聞くことも……。

「これは相性の問題かな……」という考えが頭をよぎったりもしますが、そもそも妊娠に相性なんてあるんでしょうか。

 

2:医師に聞く!「妊娠しやすい相性ってあるのですか?」

心やカラダの相性があるように、妊娠のしやすさにも相性が存在するのか? 横浜のクリニックに勤務し、『Dangdep!』でも幅広い男女のカラダの情報をわかりやすく教えてくれる、医師の小田切ヨシカズ先生に話を聞いてみました。

(1)抗精子抗体の存在を妊娠の相性とするケースも

小田切「不妊の原因のひとつに、抗精子抗体というのがあります。抗精子抗体は、精子が女性の体内に入った際、異物と感知し、精子を攻撃して活動を停止させてしまう働きをします。すると、精子は子宮に到達することができません。

抗精子抗体の存在をもって、“妊娠には相性がある”と表現する場合もあります。しかし、抗精子抗体は、特定の精子に反応するわけではありません。なので、この人ではダメだけど別の人なら……というような、男女の相性とは言えないでしょう。

この抗体の保有率は、不妊で悩む女性の約3%だと言われています」

(2)フーナーテストで確認

小田切「抗精子抗体は、頚管粘液・子宮腔・卵管内などに出現します。この存在の有無を確かめる、抗精子抗体検査というものがあります。採決による検査で、陽性と判断された場合、人工授精や体外受精といった方法が検討されます。

また、フーナーテストというものもあります。こちらは、性交後の子宮頸管の粘液内にある精子の状態を確認する検査です。方法としては、頸管粘液(おりもの)を採取して、精子の数や運動性などを調べます。

フーナーテストで異状がなかった場合でも、抗精子抗体検査において陽性となる場合があります。ほかにも検査はいろいろあるので、専門医の正しい診断のもと、適したものを受けるべきでしょう」

 

3:妊活後すぐ妊娠した女性の行動&特徴

妊活を始めた途端、すぐ妊娠できたという夫婦も多くいます。どんなことを心掛けていたのか、聞いてみました。

(1)カラダを冷やさないようにした

「すごく基本的なことしかしていないのですが、カラダを温めたほうが妊娠しやすいという話を聞いて、まずは冷え性の改善に取り組みました。私は昔から冷え性に悩んでいました。冬なんて、もう眠れなくなるぐらい足先が冷えてしまうんです。

それで、お風呂にゆっくり浸かったり、ショウガやネギなど、カラダを温めるといわれている食材を積極的に摂ったり……。あと、寝る前にストレッチしたりといった軽い運動も取り入れました。そういった地道な努力が実って冷え性は改善し、妊娠に至りました」(Kさん・33歳女性)

(2)夫と一緒に取り組んだ

「もともと夫は、それほど子どもが欲しいというタイプではありませんでした。天からの授かりもの……ぐらいの気持ちだったと思います。気がつくと、だんだんとレス気味になっていたんです。

でも私としては、30代半ばになって、真剣に子どもが欲しいと思うようになったんです。それを夫に打ち明けたら、妊活に前向きに取り組んでくれるようになったんです。

妊活でスキンシップが増え、夫婦仲も自然と良くなりました。このまま夫婦ふたりでも幸せなのかもな……って感じ始めたころに、妊娠が発覚しました」(Mさん・35歳女性)

(3)アロマでリラックスするようにした

「すごく仕事が忙しくて、ストレスを溜めこみがちだったんです。でもストレスは妊活に良くないって聞いて……、でも仕事を辞めるわけにもいかないので、何かリラックスできる方法はないかと考えて。

いろいろストレス解消のために動いてみたのですが、疲れているし、新しいことを始めるのもストレスに……。そんなとき、掃除をしていたら、友だちの結婚式の引き出物でもらったアロマオイルセットが出てきたので使ってみました。これが、かなり良かった。アロマオイルを焚いているだけで、穏やかな気持ちになるんです。

そのおかげか、しばらくして妊娠が分かりました。私に合っていた方法なんだと思います」(Tさん・32歳)

(4)大豆製品を積極的に摂った

「私は昔から偏食気味で、好き嫌いが多かったんです。でも、妊活のために一念発起。食生活を改善することにしました。

特に、女性ホルモンと関係していると言われる、大豆製品を中心に食べるようにしました。ついでにですが、主人のほうにも栄養をつけさせようと、精力アップに繋がると言われている食材を使って料理を作りました。すると、料理が楽しくなってきたんですよね。しかもそれから間もなくして、妊娠しました」(Rさん・36歳)

(5)夫婦で子宝祈願の神社巡りをして

「不妊治療を始めて2年ほど経っても、なかなか子宝には恵まれませんでした。これはもう神頼みしかない……と思い、神社を巡るようになったんです。近場はもちろん、地方にある、有名な子宝神社なんかも、主人と一緒に行くようになりました。

泊りがけで行くこと多くなり、毎週夫婦で小旅行を楽しんでいる感じでした。当然ながら、夜はいい雰囲気になり、自然と行為に及んでいました。その甲斐あってか、めでたく妊娠。神頼みが効いたというより、仲良くできる時間が多かったことが決め手だったのかなと思っています」(Fさん・37歳女性)

 

4:深刻になりすぎずに…

妊活がうまくいかないと、長く暗いトンネルのを進んでいるような気分になる……とも言われます。「妊活鬱」という症状もあるくらい、経験した人にしかわからないつらさがあることでしょう。

しかし、心やカラダを壊しては意味がありません。深刻になりすぎず、なるべく心に余裕を持って目指していけるといいですね。

 

【取材協力】

小田切ヨシカズ・・・湘南育ちのサーファー医師。ワークライフバランス重視。現在、横浜の内科クリニックに勤務中。