旦那の転職ってどう?旦那が転職するときの妻の心得と転職に失敗したら…

旦那が転職するとなると、それは旦那だけの問題ではなく、夫婦ふたりの生活への影響は計り知れないでしょう。収入や労働環境などが変わらない転職やキャリアアップの転職であれば、それほど生活は変わらないかもしれませんが、このご時世、何がどうなるかわかりません。そこで今回は、旦那が転職する際の妻としての心得や、転職が失敗した夫婦の実態をご紹介します。

1. 旦那が転職すると生活はどうなる?

旦那が転職するとなると、それまでの生活に影響が出ることは必須。収入の増減による家計の変化や、勤務時間や通勤時間などの変化も伴い、それによる家事分担の支障も出るかもしれません。

また転職先によっては、今住んでいる場所から通えないというケースも。その場合には、引っ越しが伴ったり、単身赴任などを考える必要も出てくるでしょう。旦那の人生だし、旦那が決めたならそれに従う、という妻もいれば、「私の生活はどうなるの?」「今の生活が変わるのはイヤ」などと戸惑う妻もいるでしょう。

家族全員の幸せのために、こういった事態に遭遇した際、妻はどんなことを心得たらよいのでしょうか。

 

2:旦那が転職するとなったら…妻の心得5つ

旦那の転職が決定した場合、妻としても覚悟が必要ですよね。ここでは、妻の心得を5つを紹介していきます。

(1)旦那の決定をちゃんと受け止める

心得の中で、これがいちばん難しいかもしれませんが、転職が決定したのであれば、文句を言っても仕方がありません。旦那のほうが不安なはずです。妻が旦那さんの決断を受け入れて、笑顔で見守ってくれたら……きっと旦那さんも気持ちが楽になることでしょう。

「すこやかなるときもやめるときも……」って誓った仲ですから、なるべく寛容な心で対応するように心がけましょう。「やめるとき」のやめるは、本来は「病める」てすが、このときばかりは「(会社を)辞める」ということで。

(2)旦那の転職先についての情報収集はぬかりなく

今後の生活の見通しを立てるためにも、旦那の転職先についての情報を集めましょう。それには旦那からのリサーチも大切です。

いきなり勝手に転職するとか言い始めて、「勝手に決めて、ムカつく……」などの理由から、旦那さんと転職についての話なんてしたくない、と思う妻もいるかもしれません。しかし情報がなければ、動きようがないですし、それでは家族が前に進めないのです。

「どうして転職したかったのか?」「どんな職場に再就職するのか?」「安定した仕事なのかどうか?」などを聞けば、理解できたり、安心できたりすることもあるかもしれませんし、その過程で、夫婦の絆が深まることもあります。

収入はどう変わるか、引越しの必要があるのかないのか、用意しなければならない書類などはあるか、必要な手続きがあるか……が明確になったら、それに応じて準備していきましょう。

(3)子どもにもしっかり説明する

ある程度の年齢に達した子供がいる場合には、お父さんの転職を説明してあげるといいでしょう。お父さんが何の仕事をしているのかわからないというのは、父子のロストコミュニケーションを引き起こす要因になりかねません。

また、転職によって引っ越しを伴う場合には、特に子どもにとって、生活環境の変化は影響が大きいもの。会社員の転勤ならしかたないと多少の納得はできても、転職で引っ越しとなれば「なんで親のために自分の生活を変えなければいけないのか」と反発を起こすことも。

また、父親は自分のことを大切に思っていないのか、など、父親に不信感をもつことも起こりえます。どうして転職することになったのか、子どもにもきちんと説明し、理解してもらうようなアクションを起こしましょう。

(4)旦那の転職が家計にどう響くかどうかを計算する

転職する際にタイミングを誤ると、収入が途切れる期間が発生します。また、健康保険も任意継続期間を過ぎれば全額自己負担の国民健康保険に加入の義務が生まれます。

転職の可能性があると分かった時点で、すぐにお金関連のリサーチを始めましょう。収入減少がわかったら、それをどう補填するのか、あるいは節約で乗り切れるのか、計算して準備をしましょう。

(5)専業主婦なら稼ぎ口を探しておく

専業主婦の場合で、旦那の転職により収入がガクンと減る、一時的にお金が足りなくなる、という状況になる場合には、自分がその分を稼ぐにはどうしたいいか、といったことも考えましょう。

専業主婦の再就職するとなると、勤め先がなかなか見つからない、子どもが小さい場合には預け先をどうするかなど、問題はたくさんあります。それでも、収入がなければ、稼ぐしかありません。

両親や友人など、信頼できる人にも相談して、頼れる人には素直に頼り、万が一に備えましょう。

 

3:転職を繰り返す旦那とは離婚すべき?転職に失敗した旦那との付き合い方3つ

妻が覚悟を決めて転職を受け入れたとしても、家族の物語は続いていくのです。ここでは、転職に失敗した3つのケースについて紹介していきます。

(1)夫が転職に失敗。妻が働き、家庭を守った

50代で専業主婦だったBさんは、夫が大手メーカー社員で子どももいる、ごく普通のママさんでした。ご本人も、旦那さんの収入や勤務形態に問題はないと感じていたそうです。

しかし転属先の部署の上司とそりが合わず、退職することに。その後、中小企業に転職したものの、収入が大幅にダウン。さらに新しい環境に対応できず、会社を休みがちに……。そして、完全に自信喪失に陥り、心療内科に通うことになったそうです。

「生活もままならない中で、離婚も考えましたが、子どもの事を考え、自分が働くという選択をしました。即決で採用してくれたパートでまず家計をつなぎ、そのパートで出会った方の紹介で、現在は会計事務所で働いています。

旦那の転職失敗がきっかけで、思いがけず働くことになってしまいましたが、子育ても含め、忙しいながらも充実した日々を送っています。今はもっと収入を増やすために、簿記の資格取得も目指しています」(Bさん・50代女性/会社員)

ちなみに旦那さんは、新しい職場も長く続かず、再度転職しましたが、今回も状況は良好ではないようです。

(2)公務員からフリーターになった旦那が逆切れして離婚

Kさんの旦那さんはもともと優しくて穏やか。公務員で収入も待遇も申し分なかったのに、ある日突然「もっと自由が欲しい」「自分のしたいことで生きていきたい」と言い始め、夢見る少年に変身してしまったのです。

「私を含めて、家族の許可なく旦那が退職したことが事件のはじまり。アウトドアメーカーのアルバイトに転職し、収入は激減。というか、そもそも暮らしていないというレベルだったんです。

当時、私たちには子どもはいなかったけど、そろそろ欲しいと思っていたこともあって、両親と旦那の両親に相談しました。そしたら旦那の両親が憤慨して、旦那に説教してくれたんです。でも、それに対して旦那が逆ギレしちゃって……」(Kさん・30代女性/会社員)

「妻なのに、俺の夢を否定して親にチクるなんて」と怒った旦那さんは、Kさんに離婚を申し出て、Kさんもそれを受け入れたとのこと。

しかし、お互いの家族をしっかり巻き込み、根回ししようとしたこと自体が間違っていたとは思えません。転職が夫婦の修復できない亀裂になってしまったケースです。

(3)大工の夫がケガで転職。転職先に馴染めず転々とする日々

職人気質で頼りがいのある旦那さんをもつIさん。旦那さんは大工としての20数年のキャリアをもっていました。子どもたちも大きくなってきて、手がかからなってきたと感じていたとき、大きな事件がありました。

「ある日、夫が現場で足場から転落し、怪我をしてしまったんです。不幸にも後遺症が残り、仕事を辞める事を余儀なくされたため、知り合いの食品加工会社に転職しました。

でも、親分気質が染みついているせいもあって、使われる身分が性に合わなかったようで、職場にも仕事にも馴染めず、早々に辞めてしまいました。次の仕事もすぐに見つかったんですが、前の会社と同じ理由で長く続かなかったのです。

私もパートで働きに出て、さらに子どもたちもアルバイトをしてくれて、家計を助けてくれています。夫は、4社目の転職先で、なんとか働いています」(Iさん・40代女性/会社員)

子どもたちまでが家計のために働くといってくれたことで、旦那さんも責任を感じたのかもしれませんね。頑張る気力に繋がったともいえます。ご主人が今の職場で謙虚に頑張ってくれることを祈るのみです。

 

4:それぞれのストーリー。人生山あり谷ありも、家族一緒なら乗り越えられる!

それぞれの人生は、生きている限り続く物語。いろいろな試練がある中でも、旦那の転職は、生活に直結するしんどさがあるかもしれません。そして家族の対応で、大きく結果が違ってしまうものでもあります。

明るい気持ちをもち、状況に対応できる情報をしっかり集め、すべきことを実行し続ければ、乗り越えられることもありますから、前向きに乗り越えていく努力はしていきたいですね。