帰宅恐怖症で離婚したいと言われたら?帰宅恐怖症かどうかの診断方法と治し方

帰宅恐怖症とは、家に帰るのが怖かったり嫌になったりして、仕事が終わっているのにまっすぐ帰らず、外で時間を潰してから帰宅することが恒常化している状態を指します。最近、こうした帰宅恐怖症に陥る夫が増えているとのこと。そこで今回は、その原因や、夫婦間でできる克服法について、夫婦力向上アドバイザーとしても活動する筆者が考えてみました。
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1:帰宅恐怖症とは?

主に外で働く男性に多いとされる「帰宅恐怖症」。妻が待つ家に帰るのが怖い、妻からのプレッシャーが重い、帰宅して妻と顔をあわせることが嫌だというように、帰宅恐怖症に陥ってしまうのは、妻との関係が影響しているようです。

帰宅恐怖症は病気ではないので、治療法や克服方法はなく、投薬などで治ることもありません。しかし、放っておけば精神的なダメージが大きくなったり、これが原因で夫婦や家族が崩壊したりすることもあるので、決して楽観視できないものなのです。

 

2:もしかしたら夫が帰宅恐怖症かも…?診断項目3

夫が帰宅したくないと思っている状態は、夫婦として非常にマイナスなので、早めにそのアラートには気がつきたいもの。どのような行動だと帰宅恐怖症を疑うべきなのでしょうか。

1)とにかくまっすぐ家に帰ってこない

先ほども少し触れましたが、帰宅恐怖症の夫は、家に帰るのが怖くなり、できるだけ帰宅時間を遅らせようとします。必要以上に残業をしたり、同僚と頻繁に飲みに行ったり、人によっては漫画喫茶やひとりカラオケなどで時間を潰し、深夜になるまで帰宅をしなくなります。

特別仕事が忙しくなさそうなのに帰宅時間が遅かったり、また帰宅が遅い理由をごまかしたりなどの傾向があれば、家に帰りたくないと思っているのかもしれません。

2)仕事帰りに飲みに行くことが多い

「飲みに行く」という理由は、最も使いやすい言い訳。最近やたらと飲み会が増えた、これまで聞いたことのないメンツの飲み会に参加しているなどがあれば、帰宅恐怖症気味なのかもしれません。

また、夫婦の話し合いで「飲み会の参加を減らす」「飲み会に参加せずできるだけ早く帰ってくる」と決めたはずなのに、変わらず飲み会に参加しているなどの場合は、体が無意識のうちに帰宅することに拒否反応を示してしている証拠かも。

3)休みの日もふらっと出て行くことが多い

パチンコやコンビニ、散歩など、休日に家でじっとしていられず、ふらっとどこかへ出て行くようなことが多い場合は、家にいたくない気持ちの表れかもしれません。

趣味などがあって「これがしたい」と強く思っている場合は別ですが、わざわざ時間を潰すために外に出かけるようなことがあれば、自宅では心や体が休まらないということから、帰宅恐怖症の兆候の疑いがあります。

 

3:帰宅恐怖症で離婚したいと言われた…できること3

帰宅恐怖症の夫が耐えかねて離婚を切り出してきたとき、離婚を受け入れる以外に、妻としてできることはあるのでしょうか。夫の気持ちがまだ迷っている段階なら、関係修復に向けて努力してみる道もあります。その方法を探ってみましょう。

1)夫の気持ちを素直に聞く

帰宅恐怖症の夫にとって、その原因となった妻に気持ちを素直に打ち明けることはとても勇気のいること。まずは打ち明けてくれたその気持ちを、素直に聞くようにしましょう。

本当に気持ちが離れているなら、原因を明らかにせず離婚だけを伝えることもできます。しかし、気持ちを打ち明けたということはまだ妻に対する思いはあるということ。「私だけが悪者なの?」「私のせいだけじゃない!」と言ってしまいそうになるかもしれませんが、そこはぐっとこらえて、まずは夫の思いを受け止めましょう。

2)お互いの思いを話し合う

気持ち受け入れてもらえたことで、多少なりとも夫の心は楽になっているはず。そこで今度はお互いの思いを打ち明け、話し合いましょう。夫がプレッシャーや恐怖心を受けていたことも、妻にとっては無意識の行動が原因だったかもしれません。それに妻には、妻側の悩みやつらさを抱えているかも。

原因や理由がはっきりすれば、解決する糸口が見つかり、夫が帰宅恐怖症にならずに済むかもしれません。

3)法律を調べる

離婚が避けられないような深刻な場合は、帰宅恐怖症で離婚が成立するか、法律の面ではどうなるのかの知識を備えておきましょう。

基本的に、帰宅恐怖症のような状態だけでは、離婚の理由として成立しないと考えられています。かといってそのままの状態を継続しても状態は悪化し、夫は今よりさらに家に帰ってこなくなる可能性も。

専門家に相談するなど、基本的な対応を知っておくことで、たとえ離婚となった場合でも、最悪の状況は避けることができるかもしれません。

 

4:帰宅恐怖症は夫婦で克服!治し方3つ

先述したように、帰宅恐怖症は病気ではないので、「これをすれば治る」といった治療法はありません。しかし、夫婦間の問題から起きたことは確か。なので夫婦関係を見直すことで解決に導くことができるかもしれません。

1)「ありがとう」を伝える

夫婦間で大切なのは感謝の気持ち。でも、その気持ちを言葉にして伝えられていない夫婦も多いものです。夫婦間で気持ちのすれ違いがあったとしても、感謝や思いやりが根底にあることで、すれ違いを解消できるかどうかは変わってきます。

帰宅恐怖症を克服するためにやることはたくさんあります。ですが、まずはお互いに感謝や思いやりの気持ちを示しておくことが重要です。

2)夫がひとりでゆっくりできる時間を与える

夫が帰宅恐怖症になる原因に恐妻家である場合が挙げられます。しかし、仲が良く愛し合っている夫婦なのに、妻の過干渉によって夫が帰宅恐怖症気味になる場合も。

一日の出来事を事細かに報告する、家に帰ってから寝るまでずっとおしゃべをしたがる、常にくっついてイチャイチャしていたいなど、自分を愛してくれるが故の行動だとはわかっていても、妻からの過剰なスキンシップに仕事で疲れきった夫は気が休まらないということも……。

遅くに帰宅して夫婦の会話がないまま1日を終えるのは寂しいものですが、まずは夫の精神的な安らぎを重視して。

3)減点方式ではなく加点方式を

特に女性は、恋愛や男女間において減点方式を採用すると言われる傾向があります。これは悪く言えば、相手の粗探しをいつもしているようなもの。

いいところは褒めず、悪いところだけ指摘すると行った状態は、夫に対してプレッシャーを与えることになったり、いつ文句を言われるかわからない……と恐怖心を与えてしまうことにも。なるべく悪い部分ではなく、いい部分を見るようにしましょう。

 

5:帰宅恐怖症は、うつ病などの精神疾患にも…

帰宅恐怖症は病気ではないものの、ストレスによる精神的なダメージから、うつ病などに発展するケースもあるそうです。ただの甘えだと考えず、夫のSOSのサインを見逃さないようにしましょう。もし症状に気づいた場合はできるだけ早く対処すると良いかもしれません。