蛙化現象っていったい何?あなたの蛙化現象診断チェック法

「蛙化現象」という言葉を聞いたことはありますか。と、質問してみたものの、あまり一般的な言葉ではないかもしれません。実はコレ、恋愛にまつわる言葉なのです。一体どんな現象のことなのでしょうか。そこで今回は、「蛙化現象」の秘密に迫ります。

1:蛙化現象ってなに?読み方は?

蛙化現象……そもそもなんて読むのかわからないという人もいるのではないでしょうか。実はそのまま「かえるかげんしょう」と読みます。命名は、跡見学園女子大学の藤沢伸介氏。2004年の日本心理学会大会で「女子が恋愛過程で遭遇する蛙化現象」として発表しています。

この「蛙化現象」は、グリム童話の『かえるの王さま』に由来しています。物語の詳細な内容の説明は割愛しますが、ある出来事をきっかけに王女さまが、“カエル”と一緒に食事をし、ベットをともにするという約束をしてしまいます。王さまの命令でしぶしぶ食事まではするのですが、その後、あまりの気持ち悪さからカエルをたたきつぶしてしまうのです。

しかし、実はカエルは魔法をかけられていた“イケメン”の王子さま。たたきつぶされたことで、人間に戻った王子さまは王女さまと結婚して幸せに暮らします。

『かえるの王さま』では、気持ち悪いカエルがすてきな王子に戻ることで、恋愛感情が芽生えるわけです。そして、ここからが本題の蛙化現象。

蛙化現象とは、『かえるの王さま』のストーリーとは逆で、すてきだと思って恋愛感情を抱いていたのに、何かのきっかけで相手のことを気持ち悪いと思うようになり、恋愛感情が薄れていくことです。

確かに、それまで好きだった人のことを急に気持ち悪いと感じるようになり、好きじゃなくなるってこと、ありますよね。

 

2:蛙化現象の原因3つ

一体、どうして相手のことを気持ち悪いと思うようになり、恋愛感情が薄れていくのでしょうか。

(1)他に気になる人ができた

いちばん単純でわかりやすい原因は、他に気になる人ができたときです。

世の中に、100%完璧な人というのはいません。多かれ、少なかれ、誰だって欠点を持っています。ですが、好きな相手にはその欠点も許容できてしまうものです。日本語のことわざに、“あばたもえくぼ”というのがありますが、好きな相手なら“あばた(=顔できたブツブツ)”も、“えくぼ”のような愛らしいチャームポイントにみえるもの。

ですが、今の恋人よりもすてきな人がいたり、気になる人ができたら、“あばた”は“あばた”でしか見えなくなってしまいます。つまり、今の恋人の欠点が目につくようになり、蛙化現象が起こってしまうのでしょう。

(2)自分に自信がない

よく言われることですが、自分に自信があるかないかが、蛙化現象に影響するという説もあります。自分に自信がある人は、意識的か無意識的かは別として、自分は容姿がいいとか性格が良いからモテるはずと思います。なので、相手が王子さまであろうがカエルであろうが、モテて当然です。

ですが、自分に自信がないと、イケメンの男性からアプローチされると、私のことが好きだなんて変な人に違いないと感じてしまいます。見ているぶんにはイケメンですてきな王子さまですが、いざ関わりができてしまうと、変な人と思ってしまうため、蛙化現象が起こってしまうんです。

(3)恋に恋している

グリム童話の『かえるの王さま』は、王女が少女から大人の女性になる心理変化が描かれていると言われています。言ってみれば、中高生の女の子の恋愛から、大人の女性の恋愛に変わっていくわけです。

なので、デートに誘われて一緒に食事をするくらいなら大丈夫でも、ベットをともにする(=セックスをする)ということは耐えられません。あまりに耐えられないため、相手を拒否してしまいます。

蛙化現象では、大人の女性であるにもかかわらず、恋に恋していて、リアルな恋愛が苦手な人に起こりやすいといえるかもしれません。例えば、いくら相手がイケメンでも、キスというと唇を軽く重ねるだけというように思っている女子が、ディープなベトベトなキスをされたら気持ち悪いと感じてしまいますよね。

 

3:蛙化現象チェック!蛙化現象診断

蛙化現象自体、藤沢伸介の研究以外には見あたらないので、まだまだはっきりとしたことはわかっていませんし、学術的に確立している恋愛現象ではありません。

そのため、蛙化現象しやすいタイプかどうかを見極める明確な心理テストはありません。ですが、今回はいくつかの仮説から診断テストを提案してみたいと思います。

(1)告白されると冷める

自分から告白する場合はなんの問題がないのに、たとえ意中の相手でも、告白されたとたん恋愛感情が冷めるという人もいませんか。どうでもいいことですが、筆者もこのタイプです。

まぁ、恋愛に受け身のタイプな人もけっこう多いので、告白されたら冷めるタイプの全員が蛙化現象しているとは言い切れません。ですが、告白されると相手のことが気持ち悪く感じるとまでなれば、立派な蛙化現象といえるでしょう。

(2)好きな人はできやすいのに、その先の関係まで発展しない

蛙化現象だからといって、好きな人がいないというわけではありません。むしろ逆で、好きな人や気になる人はたくさんいるものの、いざ実際の交際には発展しない(できない)という人は、蛙化現象しているかもしれません。

(3)性的な事柄に抵抗が強い

もちろん、プラトニックな恋愛というのもないわけではありません。ですが、恋愛と性的な事柄というのは、本来切っても切れない関係にあります。友達のような交際は平気なのに、キスやセックスになると嫌悪感を抱くという人は、もしかしたら蛙化現象してるかもしれません。

 

4:蛙化現象が辛い…蛙化現象克服法3つ

では、もしあなたが蛙化現象してるとしたら、一体どうすればいいのでしょうか。これも、いくつかの仮説から考えてみましょう。

(1)自分に自信をもつ

蛙化現象克服の一歩は、自分に自信をもつことです。自分は愛されて当然なんだ、愛される価値があるんだと考えるようになりましょう。そうすると、自分は愛される価値がないのにもかかわらず、自分のことが好きなんて変な人に決まってるという思考パターンから抜け出すことができます。

(2)本当の恋愛に向き合う

蛙化現象は、恋に恋している“乙女”の状態です。プラトニックなことだけはなく、恋愛にはキスやセックスもともなうんだということを、ちゃんと理解することも必要です。

(3)相手をちゃんと見る

そもそも蛙化現象とは、相手を気持ち悪いと思ってしまうことです。それは、相手をちゃんと見ていないからこそ、親密な関係に発展した途端、気持ち悪いと感じてしまうわけです。外見だけではなく、相手の中身もちゃんとみて好きになるようにしましょう。

 

5:まとめ

インターネット上などでは、蛙化現象で悩んでいる女子はけっこういるようです。グリム童話の『かえるの王さま』がそうであるように、もしかしたら思春期特有の飛び越えないといけない壁のようなもので、誰もが一度は経験するのかもしれません。あまり悩みすぎないの大事なことかもしれませんね。

 

【参考】