結婚のメリット!税金はどうなる?男と女の「結婚メリット・デメリット」

「あー、早く結婚したいな~」と言いつつも、独身は気楽だし、お金のことも不安だし……。そんな男女って多いですよね。 結婚するのは果たして得なのか、損なのか? 今回は結婚のメリット・デメリットについて総まとめを行いました!

1:結婚にメリットってあるの?

(1)メリットもデメリットもあるのが結婚

結婚しても3組に1組は離婚するというし、世の中は不倫のニュースで騒がしいし……。近頃は結婚に大してネガティブな印象を抱いている人が増えているのではないでしょうか?

他方で、結婚して、幸せオーラが溢れ出ているような人だって、たくさんいますよね。

結婚して得なのか損なのかは、その人自身やパートナーしだい。つまり、メリットもデメリットもあるのが結婚だといえそうです。

 

(2)損得で考えたら、結婚できない!?

そもそも「人はなぜ結婚するのか」というと「相手が好きだから」とか「その人とずっと一緒にいたいから」であって、損得抜きの、自然な感情によるのではないでしょうか。

とはいえ、やっぱりどんなメリット、デメリットがあるのか、これから結婚する予定の人は気になりますよね。そこで、次項では、まずお金のメリット、デメリットをお伝えします。

 

2:税金はどうなる?結婚「お金」でのメリット・デメリット

結婚にまつわる不安として、まず挙がるのは“お金”の問題。果たして、結婚すると金銭面では得なのか、損なのか? 税理士の谷口孔陛(こうへい)さんはこう話します。

「“結婚のお金の面でのメリット”には、同棲でも得られるものと変わらないものが多々あります。でも、一方で、“籍を入れること”でしか得られないものがあります。

それは税金に関するメリットです。

税金は国の制度なので、“入籍している(結婚している)相手”にしか認めないものが多々あるのです」。

では、具体的にはどのようなメリット、デメリットがあるのか、税金以外のことも含めて、ピックアップしていただきました。

 

結婚直後から配偶者の死後まで! メリット8つ

メリット1:共働きは最強

「片方が圧倒的に稼いでいるわけでもない限り、共働きはやっぱり強いです。

また、後述しますが、家賃などの生活費を抑えられるので、結婚すると“嬉しいことは2倍、大変なことは2分の1”になるといえるでしょう」

メリット2:家賃の負担が減る

「ひとり暮らしよりも広い家に住む必要はありますが、ひとりあたりの負担は楽になります」。

賃貸情報サイト『HOME’S』で調べてみました。たとえば、東京都世田谷区の家賃の相場は、1Kが8.06万円。2Kが10.21万円とあります。

結婚を機に1Kから2Kに引っ越して家賃を折半すれば、毎月の支払いが“8万円→5万円”にダウン!

他の地域で見ても、1部屋増えるごとに家賃の上がり幅は1~2万円程度なので、かなり家賃の負担を減らすことができそうです。

メリット3:水道光熱費や食材などの生活費も楽に

「水道光熱費も同様にひとりあたりの負担は楽になります。

また、食材もひとりだと無駄にしがちですが、ふたりなら、ある程度効率的に使え、生活全般でラクになる部分が増えるでしょう」。

メリット4:所得税の配偶者控除が受けられる

「これが結婚することでしか得られないメリットです。標準的なサラリーマンであれば、7万円~12万円ぐらい1年の税金が減ります」。

メリット5:贈与税の配偶者控除が受けられる

「贈与というのは“お金あげます”、“もらいます”といった“何かをタダであげること”を言います。

この贈与の額が1年間に110万円を超えると、通常は贈与税が発生します。しかし夫婦間での贈与では、一定の条件を満たせば、税金が減ります」。

メリット6:社会保険の扶養に入りやすい

「社会保険(健康保険と年金)の扶養に入ることで、保険料の支払い負担が減ることもメリットです。

単なる同棲では扶養に入れません。いわゆる“内縁の妻”の場合は、扶養に入れることもあります。ただし、そのための手続きは通常より少しめんどくさいです」。

メリット7:会社から手当がもらえることがある

「これは公的な制度ではありませんが、“家族手当”などがあって、結婚しているとお給料を増やしてくれる会社もあります」。

メリット8:相続税が減る

「夫婦のどちらか一方が死亡した際、その配偶者は法定相続人になるので、相続税がかかりにくくなります。故人がある程度の資産家であれば別ですが、夫や妻はほとんど相続税を払わずに済むでしょう」。

結婚していなくても遺言書を書くなどすれば、愛するパートナーに財産を残すことはできます。しかし、その場合は、相続税がかかってしまうのですね。

メリット9:保険の受取人になりやすい&保険の相続税が減る

「夫や妻は保険の受取人になりやすいです。また、もし死亡保険金をもらったときは、相続人ひとりにつき500万円という非課税の制度を受けることができます」

メリット7、8は夫や妻が死んだあとの特典……という点でちょっとしんみりしてしまいますが、結婚することで得られるお金のメリットは、こんなにたくさんあるんですね!

 

こんな落とし穴も? 注意したいデメリット5つ

デメリット1:自由に使えるお金が減る

「ひとり暮らしに比べれば、自由に使えるお金が減ってしまうケースのほうが多いでしょう」。

共働きで世帯収入そのものは増えたとしても、独身時代のように自分の好きなことに好きなだけ使えるわけじゃありませんよね。結婚するとお金の使い道におのずと一定の制約は生じてしまいます。

デメリット2:付き合いのお金が増える

「結婚することで通常親戚が増えますので、冠婚葬祭や出産など、出費が多くなってしまうケースは多々あります」。

デメリット3:保険に入ることが増える

「ひとりだとさほど考えない方も多いと思いますが、結婚・出産をすると生命保険を検討することが増えるでしょう。

金額は保険の種類によりますが、独身時代よりも増える出費のひとつです」。

デメリット4:結婚や出産、子育てにお金がかかる

「結婚式はご祝儀でトントンや黒字に持っていく猛者もいるようですが、それでも式を開く場合、出費として一旦は出ていきます。

また、現代の日本では、お子さんができたあと、さまざまなお金がかかってしまうことは事実です」。

デメリット5:金銭感覚が違うと大変

「お相手の方しだいですが、相手が浪費家であったり、ご実家がお金持ちであったり、金銭感覚が違うことで家庭のお金が流出してしまうケースもあります。

ご実家がお金持ちで援助があればいいのでしょうが、そのときの金銭感覚だけが残っているとなかなか大変なことも……」。

デメリットとしては、実はこれがもっとも大きいかもしれませんね。結婚にともなうお金のデメリットを大きくするのも小さくするのも、夫婦ふたりの金銭感覚しだいとも言えそうです。

 

3:「メリットはない」「デメリットしかない」と思う心理

金銭的にはかなりメリットが大きそうな結婚。ところが、世間では「結婚は人生の墓場」など、やたらデメリットばかり強調する人も少なくありません。

自身が実際に結婚生活でイヤな思いをしたのであれば、そう言いたくなるのもまだわかります。でも、未婚であるにもかかわらず、結婚に強い抵抗感を示す人がいますよね。それはなぜなのでしょうか?

「メリットはない」「デメリットしかない」と思う心理をご紹介します。

 

(1)結婚を重く受け止めすぎている

とくに、男性に多いパターンとして、結婚を重く受け止めすぎていることが考えられます。

「結婚したら家族を養わなければならない」「立派な父親にならなければならない」といった責任感や規範意識が強すぎる人は、“義務”ばかりが気になって“恩恵”にまで目が向かず、結婚生活をネガティブにとらえる傾向があるといえるでしょう。

 

(2)とにかく自由に生きていきたい

過去に『Dangdep!』が独身男性向けに実施したアンケートによると、結婚したくない理由の第2位が“お金を自由に使いたい”、第3位が“他人と一緒に暮らすのが窮屈”でした。

「お金も時間もとにかく自分の好きなように使いたい」というタイプの人は、結婚生活にデメリットばかり見出してしまうのかもしれません。

 

(3)結婚生活にポジティブなイメージを抱けない

両親が不仲の家庭環境に育った場合、“夫婦とは争い、憎み合うものだ”というイメージが植え付けられて、「結婚なんかするもんじゃない」と思ってしまうようなところがあります。

 

(4)異性に対する不信感がある

過去に恋愛でひどい裏切りなどにあった場合、異性に対する不信感がぬぐえなくなることがあります。そうすると、「裏切られて辛い思いをするなら、独りでいるほうがマシ」という意識から、結婚生活をネガティブにとらえがちになります。

 

4:男女共通のメリット・デメリット

結婚のメリット・デメリットにはどのようなものがあるのか、生活全般にわたって見ていきましょう。

男女共通のメリット

1.家族としての一体感、安心感が得られる

ただ同棲するだけでなく、きちんと入籍すれば姓も同じになり、夫婦・家族としての一体感を得ることができます。「どんな問題が起きてもふたりなら乗り越えていける」という安心感は、なにものにも代えがたいといえるでしょう。

2.社会的にカップルとして認められる

ヨーロッパなどでは事実婚が浸透していますが、日本では法律婚でなければカップルとして認められないような風潮がまだまだ残っています。

法律など公的な制度で保護されやすいほか、たとえば賃貸の入居審査でも、同棲カップルは不可、いうこともあるようです。

(3)子供を安心して持てる

上記(2)とも関連しますが、事実婚のカップルの間に生まれた子供は、さまざまな面で不利益をこうむることがあります。

現在は、親の事情で子供が不利益に扱われないように、法律の改正などが行われつつあります。しかし、それでも完全に平等な立場を得るには至ってしません。

安心して子供を持つなら、事実婚よりも法律婚のほうが望ましいといえるでしょう。

3.周囲から一人前と認められやすい

結婚する、しないは個人の自由です。しかし、とくに、年配の方の中には「結婚して初めて一人前」という考えをもつ人も少なくありません。

「ねえ、まだ結婚しないの?」という“マリハラ”から逃れられるという点も、結婚のメリットのひとつといえるでしょう。

4.両親を安心させることができる

ずっと独身でいると、「私たちが死んだら息子(娘)はどうなる?」と気に病む親御さんも多いことでしょう。結婚は一種の“親孝行”にもなるといえます。

 

男女共通のデメリット

1.自由な時間がなくなる

“自分の家族を得られる”ことの対価として、どうしても自由時間は減ります。

2.親戚付き合いの負担がある

義両親などともつながりができる、というのはプラスの見方もできるのですが、反面、価値観や性格が合わなければ、ストレスになりがちです。

3.自由に恋愛できなくなる

既婚者が配偶者以外と恋愛関係になるのは“不倫”として社会的、法律的にも許されざること。どんなにステキな人が現れても、結婚している限りは、自由に恋愛を楽しむことはできません。

4.簡単には別れられない

上記(3)とも関連しますが、結婚後は相手にとんでもない欠点が発覚しても、簡単に別れることはできません。もちろん、離婚はできますが、独身カップルと異なり、手続きがかなり面倒です。

 

5:「結婚」女のメリット・デメリット

女のメリット

1.家族が増えることによる安心感が得られる

結婚によって得られる“安心感”は、男女共通のメリットではあります。とりわけ女性は感情がキメ細やかなため、男性よりもその恩恵を強く感じる傾向があるようです。

2.子供を安心して産むことができる

上述のように、事実婚カップルの間に生まれた子供はさまざまな面で不利です。子供を産みたいという女性にとっては、結婚するほうがお得だといえるでしょう。

 

女のデメリット

1.姓の変更がある

日本では9割以上のカップルが、結婚時に夫の姓を選ぶといいます。夫婦で同じ苗字になることにはメリットもありますが、改姓する側にとっては、さまざまな手続きがめんどうです。

2.家事や育児の負担が大きい

家事、育児は夫婦が平等に分担するのが本来のあり方。とはいえ、日本ではまだまだ女性への負担が大きく、妻が不満を募らせている家庭が少なくありません。

 

6:「結婚」男のメリット・デメリット

男のメリット

1.仕事への意欲が高まる

男性は結婚すると家計を支えることへの責任感が芽生え、仕事への意欲が高まるといわれています。「ひとりじゃ無理だけど、妻や子供がいるから仕事を頑張れる!」そう感じている男性は少なくありません。

2.周囲からの期待が高まる

上記(1)とも関連しますが、男性が結婚すると職場での周囲の見方も変わります。「あいつも結婚したんだから、そろそろこれくらいの役職を任せないと……」というように、結婚が出世に影響することもあるようです。

3.安定した性のパートナーが得られる

女性にも当てはまるメリットなのですが、とりわけ男性にとって“性”の問題は切実。大きな声では言えないのですが、“いつでもエッチできる”ことこそが結婚のメリットととらえる男性がかなり多いのは事実です。

 

男のデメリット

1.自由時間がなくなる

これも男女共通のことがらではありますが、とりわけ男性は“ひとりで過ごす時間”を大切にする傾向があるといいます。このため、結婚にともない自由時間がなくなることは、男性のほうがストレスに感じやすいようです。

2.自分が稼いだお金を自由に使えない

“夫はATM”という表現があります。夫婦円満であれば、男性にとって妻のために働くことは一種の生きがいですが、他方で、夫婦関係が冷え切っていると悲惨……。

いくら一生懸命働いて稼いでも妻からは感謝されず、自分は小遣い制で自由にお金が使えないような状況であれば、「俺は何のために働いているのだろう」と夫は精神を病むことにもなりかねません。

3.エッチが不自由になる

結婚したら基本的には奥さん以外とはエッチしちゃダメ! ところが、日本は世界有数のセックスレス国。妻がエッチさせてくれない場合、夫は「じゃあ俺は一体どうすればいいんだよ!?」と深い深い悩みを抱えることになります。

 

メリットは結婚しなければ得られない一方、デメリットは夫婦円満であれば回避できそうなものが多いようです。あなたの今後の人生計画の参考にしてみてくださいね。

 

【取材協力】

谷口孔陛(たにぐちこうへい)・・・東京で開業している“めがね税理士”。 社員10名以下の小規模企業に特化してサービスを提供している。「谷口孔陛税理事務所」のホームページは。個人ブログ『』。

 

【参考】

独身男性65%が結婚願望ナシと回答!「その理由」ダントツ1位は? – Dangdep!